データベースサーバへの接続をテストし、オプションでデータベースへの接続をテストします。
dbping [ options ]
オプション | 説明 | ||||
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@data |
指定した環境変数または設定ファイルからオプションを読み込みます。設定ファイルを参照してください。 設定ファイル内のパスワードなどの情報を保護する場合は、ファイル難読化ユーティリティを使用して、設定ファイルの内容を難読化します。ファイル非表示ユーティリティ (dbfhide)を参照してください。 |
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-c "keyword=value; ..." |
サーバと任意でデータベースへの接続に使用された接続パラメータを指定します。デフォルトでは、dbping は実行中のサーバに接続します。データベースに接続するためには -d オプションを指定します。トラブルシューティング:接続文字列のテスト方法 (dbping)を参照してください。 |
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-d |
データベースへの接続をテストします。必要があれば、dbping はサーバとデータベースを自動的に起動できます。-d があると、dbping は、接続を確立する通常のクライアントアプリケーションのように動作します。 -d オプションを指定した場合、dbping はサーバとデータベースに接続する処理の成功をレポートします。-d オプションを指定しない場合、dbping はサーバを検出すると、処理の成功をレポートします。 たとえば、サンプルデータベースを実行する blair という名前のデータベースサーバがある場合、dbping がサーバ blair に接続できるので、次のコマンドは成功します。
次のコマンドは失敗し、other データベースが実行中ではなかったので、「
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-en | 指定したプロパティによって NULL が返された場合に、dbping が失敗を示すリターンコードを返して終了することを指定します。デフォルトでは、-pc、-pd、-ps のいずれかで指定されたプロパティの値が不明である場合、dbping は NULL を出力し、成功を示すリターンコードを返して終了します。このオプションは、-pc、-pd、-ps を指定した場合のみ使用できます。 | ||||
-l library |
使用する ODBC ライブラリを指定します (ファイル拡張子は付けません)。このオプションを使用すると、ODBC ドライバマネージャの使用が回避されるので、UNIX オペレーティングシステムで便利です。 たとえば、次のコマンドは、ODBC ドライバを直接ロードします。
UNIX でスレッド接続ライブラリを使用する場合は、スレッド版の Ping ユーティリティである dbping_r を使用する必要があります。 |
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-m | ODBC を使用して接続を確立します。デフォルトでは、このユーティリティは、Embedded SQL インタフェースを使用して接続します。 | ||||
-o filename | 指定したファイルに、出力メッセージを書き込みます。 | ||||
-pc property,... |
指定されている接続プロパティを表示します。プロパティは、カンマで区切って指定します。このオプションを使用するには、データベース接続を確立するために必要な接続情報を指定してください。接続プロパティの一覧を参照してください。 たとえば、次のコマンドは、接続プロパティとして使用できる fire_triggers オプションの設定を表示します。
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-pd property[@db-name],... |
指定されているデータベースプロパティを表示します。プロパティは、カンマで区切って指定します。データベースプロパティの一覧を参照してください。 たとえば、次のコマンドは、データベースで使用されているページサイズを表示します。
必要に応じて、値を取得するデータベースの名前を指定できます。プロパティに @db-name を追加してデータベース名が指定されていない場合は、前のプロパティに指定されたデータベース名が使用されます。 次のコマンドは、データベース mydb で使用されているページサイズと照合を表示します。
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-ps property,... |
指定されているデータベースサーバプロパティを表示します。プロパティは、カンマで区切って指定します。このオプションを使用するには、データベース接続を確立するために必要な接続情報を指定してください。データベースサーバプロパティの一覧を参照してください。 たとえば、次のコマンドは、データベースサーバに対するラインセスシート数またはプロセッサ数を表示します。
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-q | クワイエットモードで実行します (メッセージを表示しません)。 | ||||
-s | dbping を実行しているコンピュータとデータベースサーバを実行しているコンピュータ間のネットワークのパフォーマンス情報を返します。接続速度、遅延時間、スループットの概算値が表示されます。通常は、-c オプションを使用して、サーバ上のデータベースに接続するための接続パラメータを指定します。dbping -s は Embedded SQL 接続でのみ使用できます。-m または -l を指定した場合、-s オプションは無視されます。デフォルトでは、dbping -s は測定する統計ごとに最低 1 秒間、要求のループ処理を実行します。リソースが浪費されることを防ぐために、処理に要する時間にかかわらず、接続と切断は最高 200 回までしか実行されません。低速のネットワークでは、各統計について最低回数の反復処理を実行するために数秒かかることがあります。パフォーマンス統計は概算値であり、クライアントコンピュータとサーバコンピュータの両方がアイドル状態である方が統計値の精度は高くなります。トラブルシューティング:Embedded SQL とネットワーク接続パフォーマンスのテスト方法 (dbping)を参照してください。 | ||||
-st time | -s オプションと同じ情報が返されます。ただし、-st オプションでは、dbping が測定する各統計について要求のループ処理を実行する時間が秒単位で指定されます。このオプションでは、-s を使用した場合より精度の高いタイミング情報を取得できます。トラブルシューティング:Embedded SQL とネットワーク接続パフォーマンスのテスト方法 (dbping)を参照してください。 | ||||
-z | 接続するために使用されたネットワーク通信プロトコルと、他の診断メッセージを表示します。このオプションは、Embedded SQL 接続が行われるときのみ使用できます。つまり、このオプションは、-m または -l と組み合わせて使用することはできません。 |
なし。
dbping ユーティリティは、接続の問題をデバッグするのに役立つツールです。これは、完全な接続文字列か部分的な接続文字列を取り、サーバの検索、またはデータベースへの接続が成功したかどうかを示すメッセージを返します。
このユーティリティは、Embedded SQL または ODBC 接続に対して使用できます。jConnect (TDS) 接続に対しては使用できません。
終了コードは、0 (成功) または 0 以外の値 (失敗) です。
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