SQL Anywhere サービスの作成、変更、削除を行います。
dbsvc [ modifier-options ] -d svc
dbsvc [ modifier-options ] -g svc
dbsvc [ modifier-options ] -l
dbsvc [ modifier-options ] -status svc
dbsvc [ modifier-options ] -u svc
dbsvc [ modifier-options ] creation-options -w svc [ options ]
dbsvc [ modifier-options ] -x svc
主要オプション | 説明 |
---|---|
-d service-name | サービスリストから指定のサービスを削除します。-y を指定すると、確認メッセージを表示せずにサービスを削除します。 |
-g service-name | サービスの定義を表示します。 |
-l | 使用できる SQL Anywhere サービスをリストします。 |
-u service-name | service-name という名前のサービスを起動します。 |
-w executable parameters |
新しいサービスを作成するか、同名のサービスが存在する場合はそれを上書きします。-y を指定すると、確認メッセージを表示せずに既存のサービスを上書きします。実行中のサービスは削除できません。 作成するサービスに適したパラメータを指定します。 次の項を参照してください。
|
-x service-name | service-name という名前のサービスを停止します。 |
作成オプション | 説明 |
---|---|
-a acct | アカウントを指定します。すべてのサービスは、Linux アカウントの下で実行されます。独自に作成したアカウントで実行する場合は、-a オプションでアカウントを指定する必要があります。 |
-as | Linux デーモンアカウントの下でサービスを実行します。すべてのサービスは、Linux アカウントの下で実行されます。パスワードは必要ありません。-a または -as のいずれかを必ず使用してください。 |
-od | システム情報ファイルのロケーションを指定します (必要な場合)。 |
-pr | Linux プロセスのナイスレベルを設定します。 |
-rl | サービスを起動するランレベルを指定します。 |
-rs service-name |
dbsvc によって生成される init スクリプトの Required-Start ヘッダで、サービスのリストにサービスを追加します。このヘッダは、オペレーティングシステムでサービスの開始順序を決めるのに役立ちます。 指定されたサービス名は、すでに存在するかどうかが検証されます。サービス名は、SA_service-name の形式で指定します。 |
-s startup | SQL Anywhere サービスの起動時の動作を設定します。起動時の動作は Automatic または Manual に設定できます。デフォルトは Manual です。 |
-status | サービスの実行ステータスを返します。 |
-t type |
このサービスのタイプを指定します。次のタイプから選択できます (代替名はカッコ内に示します)。
|
変更オプション | 説明 |
---|---|
-cm | サービスの作成に使用するコマンドを表示します。このオプションを使用すると、作成コマンドをファイルに出力できます。このファイルを使用して、別のコンピュータにサービスを追加したり、変更が加えられたサービスを元の状態にリストアしたりすることができます。-cm とともに -g オプションまたは -l オプションを指定しないとコマンドは失敗します。-g を指定すると、指定のサービスの作成コマンドが表示されるのに対し、-l を指定するとすべてのサービスの作成コマンドが表示されます。 |
-q | データベースサーバメッセージウィンドウにメッセージを表示しないようにします。既存のサービスの変更時または削除時にこのオプションを指定する場合、-y も指定しないと操作は失敗します。 |
-y | 確認メッセージを表示することなく、処理を実行します。このオプションは、-w または -d オプションと一緒に使用できます。既存のサービスの変更時または削除時に -q を指定する場合、-y も指定しないと操作は失敗します。 |
なし
サービスは、一連のオプションを使ってデータベースサーバやその他のアプリケーションを実行します。このユーティリティを使用して、Linux 上で動作している SQL Anywhere サービスを包括的な方法で管理できます。
通常、サービスの作成環境と実行環境は異なるため、サービスの作成時にはデータベースファイルに完全に修飾された名前を付けることをおすすめします。また、データソース名にはスペースを入れないでください。
サービスを作成、編集、削除するには、/etc/init.d ディレクトリに対するパーミッションが必要です。
SQL Anywhere サービスが Linux で実行されている場合、PID ファイルは /var/run ディレクトリで作成されます。このファイルには、dbsvc プロセスの PID が含まれます。ファイル名は SA_service-name.pid になります。このファイルを他の Linux ツールで使用して、プロセスを検索したり、サービスをモニタしたりできます。
dbsvc ユーティリティでは、ほとんどの Linux サービスと同じように、サービスファイルが /etc/init.d に作成されます。サービス名は、SA_service-name の形式で指定します。たとえば、myserv という名前のサービスを作成した場合、このサービスを起動するには、次のようなコマンドを発行します。
/etc/init.d/SA_myserv start |
次のコマンドは、サービスのステータスを返します。
/etc/init.d/SA_myserv status |
次のコマンドは、サービスの使用状況に関する情報を返します。
/etc/init.d/SA_myserv |
dbsvc コマンドにシェル固有の文字 (セミコロンまたはカッコ) が含まれている場合は、サービスに対するパラメータ用に設定ファイルを使用することをおすすめします。設定ファイルを参照してください。
指定のサーバを指定のパラメータで起動する、myserv という名前のパーソナルサーバサービスを作成します。このサーバは LocalSystem ユーザとして実行されます。
dbsvc -as -w myserv -n myeng -c 8m "/tmp/demo.db" |
mynetworkserv という名前のネットワークサーバサービスを作成します。このサーバはローカルアカウントで実行され、コンピュータを再起動すると自動的に起動します。
dbsvc -as -t network -w mynetworkserv -x tcpip -c 8m "/tmp/demo.db" |
サービス myserv についての詳細をすべてリストします。
dbsvc -g myserv |
myserv という名前のサービスを、確認メッセージを表示せずに削除します。
dbsvc -y -d myserv |
mysyncservice という名前のサービスを作成します。
dbsvc -as -t dbmlsync -w mysyncservice -c "/tmp/CustDB.db" -o syncinfo.txt |
service_1 サービスを作成するコマンドを生成し、そのコマンドをコンソールに出力します。
dbsvc -cm -g service_1 |
コンソールには次のように表示されます。
'dbsvc -t Standalone -as -y -w "service_1" -n' |
dbsvc を使用してサービスを起動します。
dbsvc -u myserv |
dbsvc を使用してサービスを停止します。
dbsvc -x myserv |
dbsvc を使用してサービスを取得します。
dbsvc -status myserv |
![]() |
DocCommentXchange で意見交換できます
|
Copyright © 2013, SAP AG or an SAP affiliate company. - SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 |