データベースサーバとクライアントライブラリはどちらも、「ロケール定義」を使用して、言語と文字セット環境を認識します。
アプリケーションのロケールまたはクライアントのロケールは、データベースサーバへの要求時にクライアントまたはクライアントライブラリによって使用され、返す結果に使用される文字セットと、エラーメッセージ、警告、その他のメッセージの言語を決定します。データベースサーバは自身のロケールをアプリケーションのロケールと比較し、必要な文字セット変換を判断します。サーバ上のデータベースによって、ロケール定義が異なる場合があります。また、クライアントによってロケールが異なる場合もあります。
ロケールは次のコンポーネントで構成されています。
言語 ISO 639-1 標準の値を使用した 2 文字の文字列です (たとえばドイツ語は DE)。データベースサーバとクライアントのどちらにも、自身のロケールに対する言語の値があります。
データベースサーバは、ロードする言語ライブラリをロケール言語で判断します。データベースの作成時に照合が指定されていない場合、データベースサーバは使用する照合の判断に文字セットと併せてロケール言語も使用します。
クライアントライブラリでは、ロードする言語ライブラリをロケール言語で判断し、データベースからの要求もロケール言語で判断します。
文字セット 文字セットとは、使用しているコードページまたはエンコードのことです。クライアントとサーバのどちらにも文字セットの値がありますが、両者が異なる場合もあります。異なる場合は、文字セット変換を実行して相互運用性を確保します。
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