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データベース内のテーブル暗号化の有効化 (SQL の場合)

CREATE DATABASE 文を使用して、テーブル暗号化が有効なデータベースを作成するか、CREATE ENCRYPTED TABLE DATABASE 文を使用して、既存のデータベースでテーブル暗号化を有効にします。

前提条件

デフォルトでは、CREATE DATABASE 文と CREATE ENCRYPTED TABLE DATABASE 文を実行するには SERVER OPERATOR システム権限が必要です。-gu データベースサーバオプションを使用すると、必要な権限を変更できます。

内容と備考

テーブル暗号化は、データベースの作成時に有効にして設定する必要があります。データベースでテーブル暗号化が有効でない場合、または、データベースの暗号化が有効になっている場合は、CREATE ENCRYPTED TABLE DATABASE 文を使用すると、テーブル暗号化が有効なデータベースのコピーが作成されます。また、元のデータベースファイルは上書きされません。

 ♦ タスク
  • テーブル暗号化が有効なデータベースを作成するか、既存のデータベースでテーブル暗号化を有効にします。

    オプション アクション
    テーブル暗号化が有効なデータベースを作成する CREATE DATABASE 文を使用してデータベースを作成します。このとき、キーと暗号化アルゴリズムを指定します。
    既存のデータベースでテーブル暗号化を有効にする CREATE ENCRYPTED TABLE DATABASE でデータベースのコピーを作成し、キーを指定します。

結果

テーブル暗号化は有効です。

次の手順

CREATE TABLE 文を使用するか、暗号化する既存のテーブルを ALTER TABLE 文で変更して、暗号化されたテーブルを作成します。テーブルを暗号化するときは、テーブル暗号化を有効にするときに指定したキー、アルゴリズム、またはその両方を使用します。

次のコマンドでは、キー abc と暗号化アルゴリズム AES256_FIPS を使用して、強力なテーブル暗号化が有効になっているデータベース mynewdemo.db を作成します。また、sql というパスワードで、DBA というユーザ ID も作成します。

CREATE DATABASE 'C:\temp\mynewdemo.db'
   DBA USER 'DBA' DBA PASSWORD 'sql'
   ENCRYPTED TABLE
   KEY 'abc'
   ALGORITHM 'AES256_FIPS';

次の例は、contacts1 という既存のデータベースから contacts2 というデータベースを作成します。新しいデータベースでは、テーブル暗号化がサポートされています。

CREATE ENCRYPTED TABLE DATABASE 'C:\temp\contacts2.db'
   FROM 'C:\temp\contacts1.db'
   KEY 'Sd8f6654'
   OLD KEY 'Sc8e5543';

 参照