ユーザ定義のイベントとシステムイベントの情報を確認できる診断ログを生成します。
dbmanageetd [ options ] [ filtering-options ] [ information-options ] [ output-format-options ] [ output-redirection-options ] filename
オプション | 説明 |
---|---|
@data |
指定した環境変数または設定ファイルからオプションを読み込みます。 設定ファイル内のパスワードなどの情報を保護する場合は、ファイル難読化ユーティリティを使用して、設定ファイルの内容を難読化します。 |
-m | 複数の診断ファイルをマージします。 |
-s | 診断の概要を表示します。-s オプションは -etd 出力形式オプションと一緒には使用できません。 |
-h | 使用方法のヘルプを表示します。 |
フィルタリングオプション | 説明 |
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-fe event-name, ... | イベント名でフィルタリングします。 |
-fh host, ... | ホスト名でフィルタリングします。 |
-fl severity-level | 重要度レベルでフィルタリングします。有効な重要度レベルは、CRITICAL、ERROR、WARNING、INFORMATION または DEBUG です。 |
-fr offset,count | レコード範囲でフィルタリングします。offset は、0 から数えるオフセットです。count は、返されるレコードの数です。 |
-ft from,to |
タイムスタンプの範囲でフィルタリングします。 タイムスタンプには、YYYY-MM-DDThh:mm:ss.sssTZD の形式を使用します。ここで、TZD はタイムゾーン指定子 (Z または +hh:mm または -hh:mm) です。 Z を使用して UTC オフセットを指定するか、+hh:mm または -hh:mm を使用してタイムゾーンの調整を指定します。 |
-fregex regex | イベントデータを正規表現でフィルタリングします (Windows と Linux のみ)。 |
情報オプション | 説明 |
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-all | すべての情報 (プロセス ID、スレッド ID、ホスト名、ホスト情報、ファイル名) を表示します。 |
-epoch | 時間をミリ秒の Epoch 形式で表示します。 |
-filename | ファイル名を表示します。 |
-hostinfo | ホスト情報を表示します。この情報には、オペレーティングシステムのバージョンとプロセッサタイプが含まれます。 |
-hostname | ホスト名のフィールドを表示します。 |
-pid | プロセス ID のフィールドを表示します。 |
-tid | スレッド ID のフィールドを表示します。 |
-tzadjminutes | タイムゾーンの調整値を分で指定します。デフォルトは、ユーティリティを実行しているコンピュータのローカルの時間です。 |
-utc | 時間を UTC 形式で表示します。 |
出力形式のオプション | 説明 |
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-text | 出力をオペレーティングシステムの文字セットで表示します。この値はデフォルトです。-te オプションでエンコードを指定しないかぎり、オペレーティングシステムの文字セットが使われます。 |
-etd | 出力を ETD ファイル形式で表示します。このオプションと一緒に -o オプションを指定してください。-etd オプションは、-s オプションとは一緒に使用できません。 |
-xml | 出力を、UTF-8 を使用して XML 形式で表示します。 |
-le | 利用できる文字セットエンコードをリストします。拡張リストを表示するには + を指定します。 |
-te encoding | -text 出力形式の文字セットエンコードを指定します。デフォルトでは、オペレーティングシステムの文字セットが使われます。 |
出力リダイレクションのオプション | 説明 |
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-o filename | 出力の保存先のファイル名を指定します。 |
情報をイベントトレースデータファイルに記録したイベントトレースセッションの設定を済ませておく必要があります。
なし
-fe と -fh のフィルタリグオプションでは、カンマ区切りのリスト値が許可されます。
-o オプションを指定しないかぎり、出力は画面上に表示されます。
診断情報の概要を表示する 次のコマンドを実行して、診断情報の概要を表示します。
dbmanageetd -s diagnostic-log.etd |
エラー以上の重要度レベルのイベント一覧を表示する -fl オプションを使用します。次に例を示します。
dbmanageetd -fl error diagnostic-log |
.etd ファイルを .xml ファイルに変換する -xml オプションと -o オプションを使用します。次に例を示します。
dbmanageetd -xml -o merged.xml diagnostic-log.etd |
特定のホストのイベントのみを表示する ホスト MyHost のイベントのみを表示するには、-fh オプションを使用します。次に例を示します。
dbmanageetd -fh MyHost diagnostic-log.etd |
さまざまなホストから複数の .etd ファイルをマージする -m オプションを使用します。次に例を示します。
dbmanageetd -m -etd -o merged.etd machine1.etd machine2.etd machine3.etd machine4.etd |
タイムスタンプの範囲でフィルタリングしたイベントを表示する EST の 2012 年 3 月 26 日の午前 1:30 から午前 2:00 の間のイベントを表示するには、-ft オプションを使用します。次に例を示します。
dbmanageetd -ft 2012-03-26T01:30:00.000-04:00,2012-03-26T02:00:00.000-04:00 diagnostic-log.etd |
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