Mobile Link サーバ証明書には、データの整合性を維持し、不正侵入を防ぐための、複数のデジタル署名が含まれています。デジタル署名の作成は、次の手順で行われます。

デジタル署名は、自己署名、あるいはエンタープライズルート証明書または認証局の署名を受けています。

Mobile Link クライアントが Mobile Link サーバにアクセスする場合、各クライアントがトランスポートレイヤセキュリティを使用するように設定されていると、サーバはその証明書のコピーをクライアントに送信します。クライアントは、証明書に含まれているサーバのパブリックキーを使用して証明書のデジタル署名を復号化し、証明書の新しいハッシュを算出して、2 つの値を比較します。値が一致する場合は、サーバの証明書の整合性が確認されます。

グローバル署名証明書を使用する場合、各クライアントは証明書のフィールド値を確認して、同じ認証局が他のクライアント用に署名した証明書を信頼することを避けなければなりません。この問題を解決するには、証明書の識別情報部分のフィールド値をテストするようにクライアントに要求します。認証局は、署名を行ったすべての証明書の識別情報が正確であることを保証する必要があります。

createcert ユーティリティを使用して証明書を作成する場合は、組織、組織単位、通称のフィールドに値を入力します。対応する Mobile Link クライアント接続パラメータを使用して、これらのフィールドを確認します。

• トランスポートレイヤセキュリティの設定
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