データベースの作成時に UCA 照合を選択すると、オプションで照合の適合化オプションを指定できます。UCA 照合を選択しない場合は、適合化構文を使用して大文字と小文字の区別を制御できます。また、COMPARE 関数や SORTKEY 関数を使用してデータの比較やソートを行う場合も適合化オプションを指定できます。
V と W の文字をレベル 1 で区別する Swedish Academy の 2005 年度標準に準拠するよう UCA 照合を適合化するには、UCA (locale=swe;sorttype=phonebook)
を指定します。sorttype=phonebook を指定しないと、スウェーデン語のロケールでは V と W は同じ文字として認識されます。
UCA では、一部のひらがなとカタカナの文字はレベル 3 でのみ区別され、大文字と小文字が区別されない照合ではそれらの違いはなくなります。すべてのひらがな文字間におけるレベル 1 の違いとすべてのカタカナ文字におけるレベル 1 の違いを定義するように
UCA 照合を適合化するには、UCA (locale=ja;sorttype=direct;...)
を指定します。これらの適合化オプションによって完全に正しいソートセマンティックは提供されませんが、正しい等号セマンティックが提供されます。
照合の適合化オプションは、キーワードと値の組み合わせの形式で指定します。次の表は、サポートされているキーワードを示したものです。使用できる代替形式と値も示します。
照合の適合化オプションを使用して作成したデータベースは、10.0.1 より前のデータベースサーバでは起動できません。
キーワード | 照合 | 代替形式 | 指定可能な値 |
---|---|---|---|
Locale | UCA | (なし) | 任意の有効なロケールコードです。たとえば、en があります。 |
CaseSensitivity | サポートされているすべての照合 | CaseSensitive、Case |
|
AccentSensitivity | UCA | AccentSensitive、Accent |
|
PunctuationSensitivity | UCA | PunctuationSensitive、Punct |
|
SortType | UCA | (なし) |
使用するソートタイプです。使用できる値は、次のとおりです。
これらのソートタイプの詳細については、次の URL を参照してください。 |
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