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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere サーバ データベース管理 » データベースのメンテナンス » バックアップとデータリカバリ

 

バックアップの内部処理

バックアップを開始するとき、多くのユーザがデータベースを使用中である可能性があります。バックアップからデータベースをリストアする必要がある場合は、どの情報がバックアップされて、どの情報がバックアップされていないかを把握しておく必要があります。

バックアップを作成すると、データベースサーバで次の処理が実行されます。

  1. チェックポイントを発行します。バックアップが完了するまで、これ以上チェックポイントは使用できません。

  2. フルバックアップの場合は、データベースファイルのバックアップを作成します。

  3. トランザクションログのバックアップを作成します。

    ログの最後のページが読み込まれる前に、トランザクションログに記録されたすべてのオペレーションがバックアップされます。これには、バックアップの開始後に発行された命令も含まれます。

    通常、トランザクションログのバックアップコピーは、オンライントランザクションログよりも小さくなります。データベースサーバでは、オンライントランザクションログに 64 KB 単位で領域を割り当てるので、トランザクションログファイルのサイズには空のページも含まれるのが一般的です。しかし、空でないページだけがバックアップされます。

  4. データベースのバックアップイメージにマークを付けて、リカバリが必要であることを示します。この処理によって、バックアップの開始以降に実行されたオペレーションが、データベースのバックアップコピーの開始時に適用されます。また、チェックポイントの時点で完了していなかったオペレーションは、コミットされていなければ取り消されます。


バックアップコンポーネント
データベースサーバがチェックポイントのタイミングを決定する方法
トランザクションログの管理
並列データベースバックアップ