dbtran ユーティリティは指定のトランザクションログを使用して、すべてのトランザクションと、各コマンドを実行したユーザの情報を保持する SQL スクリプトを生成します。
前提条件
実行中のデータベースサーバから監査情報を取得するには BACKUP DATABASE システム権限が必要です。データベースのトランザクションログファイルから監査情報を取得する場合は権限は必要ありません。
内容と備考
dbtran は、-g データベースサーバオプションを使用することによって、監査情報を含む追加のコメントを生成します。-g オプションを使用すると、-d、-t、および -a データベースサーバオプションを指定した場合と同じ結果になります。
データベースに接続します。
dbtran ユーティリティは、稼働中のデータベースサーバに対して、またはデータベーストランザクションログファイルに対して実行できます。
オプション | アクション | ||
---|---|---|---|
稼働中のデータベースサーバからの監査情報の取り出し |
次のコマンドを実行します。
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||
トランザクションログファイルからの監査情報の取り出し |
データベースサーバを停止して、トランザクションログファイルが使用可能であることを確認します。次のコマンドを実行します。
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例
次の例では、監査情報が demo.sql ファイルに保存され、このファイルにはサンプルデータベースに関する情報が含まれます。
dbtran -g -c "UID=DBA;PWD=sql;DBN=demo" -n demo.sql |
次の例では、トランザクションログファイル demo.log から取り出した監査情報が、demo.sql に保存されます。
dbtran -g demo.log demo.sql |
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