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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere サーバ データベース管理 » 高可用性と読み込み専用のスケールアウトシステム » SQL Anywhere の読み込み専用スケールアウト

 

読み込み専用スケールアウトシステムでのデータベースへの接続

スケールアウトシステムを設定するには、ルートノードとして動作するデータベースサーバに対して CREATE MIRROR SERVER 文で次の 2 つの定義を作成してください。

  • パートナロール用の 1 つの定義

    スケールアウトシステムでは、1 つのパートナサーバを定義する必要があります。データベースサーバを起動するとき、パートナサーバ定義で指定された名前が接続文字列で使用されます。

  • プライマリロール用の 1 つの定義

    プライマリサーバとして定義されたデータベースサーバは、スケールアウトシステムにおけるコピーノードのデフォルトの親になります。プライマリサーバが定義されていない場合は、システムに追加するコピーノードごとに親を指定してください。

読み込み専用スケールアウトでは、アプリケーションはルートデータベースサーバに接続され、アプリケーションの接続文字列をコピーノードのステータスと負荷情報と一緒に使用して、アプリケーションの接続先となるノードをルートデータベースサーバによって決定することをおすすめします。NodeType=COPY 接続パラメータを使用して、負荷が最も低いコピーノードにアプリケーションを接続することができます。これを指定すると、ルートデータベースサーバがクライアントをそのノードにリダイレクトします。 コピーノードへの接続を参照してください。

このような接続と切断をアプリケーションで短時間に何度も行うと、接続がプールされ、どのコピーノードを使用するかがルートデータベースサーバに問われなくなります。この動作により、ルートデータベースサーバでの負荷は削減されますが、予期する結果にならない可能性があります。接続のたびに接続先となるコピーノードをルートサーバで確実に判断するため、接続のプールを禁止するようアプリケーションで指定することができます。接続プールと読み込み専用スケールアウトを参照してください。

ヒント

SQL Anywhere モニタを使用してプライマリデータベースをモニタリングすることによって、スケールアウトシステムのデータベースサーバのステータスを確認します。

また、プライマリデータベースに接続して、[正常性と統計情報] ウィンドウ枠にあるデータベースサーバのステータスをチェックすることによって、Sybase Central からスケールアウトシステムをモニタすることもできます。

 参照

コピーノードへの接続