UNIX で SQL Anywhere データベースサーバのパフォーマンス統計値を返します。
dbstats [ options ] [ interval ] [ iterations ]
オプション | 説明 |
---|---|
@data |
指定した環境変数または設定ファイルからオプションを読み込みます。設定ファイルを参照してください。 設定ファイル内のパスワードなどの情報を保護する場合は、ファイル難読化ユーティリティを使用して、設定ファイルの内容を難読化します。ファイル非表示ユーティリティ (dbfhide)を参照してください。 |
-d statistic-definition-string |
統計名と、統計をモニタするスコープ (データベースサーバ、データベース、または接続) を指定します。 モニタ可能な統計の完全なリストについては、パフォーマンスモニタの統計値を参照してください。 |
-e server-definition-string |
モニタするデータベースサーバ名のカンマ区切りのリストを指定します。このオプションを指定しないと、デフォルトのデータベースサーバに関する統計のみが dbstats ユーティリティから返されます。 |
-l |
モニタに使用できる統計がリストされます。 |
-o filename |
指定したファイルに、出力メッセージを書き込みます。 |
-v verbosity |
指定のレベルでメッセージをレポートします。サポートされる値は、error、warning、info です。デフォルトのレベルは info です。 |
interval |
統計値をレポートする頻度を秒単位で指定します。interval を指定すると、統計のレポートを停止するまで、統計値が指定の間隔で返されます。 |
iterations |
統計値の合計レポート回数を指定します。iterations に値を指定するには、interval 値を指定する必要があります。 |
なし。
dbstats ユーティリティでは、共有メモリ接続を使用して、同じコンピュータで稼働している SQL Anywhere サーバがモニタされます。このユーティリティは、リモートデータベースサーバのモニタには使用できません。
statistic-definition-string は、次の形式で指定します。
[ [ statistic-name ][ ,[ statistic-name ],[ ... ] ] ] [ :[ database-servers ]/[ databases ]/[ connections ] ]
database-servers、databases、connections の値は、モニタするデータベースサーバ名、データベース名、接続名のカンマ区切りのリストです。名前のカンマ区切りリストを指定するほかに、アスタリスク (*) を使用し、すべてのデータベースサーバ、データベース、接続のモニタを指定することもできます。サポートされているスコープのいずれかの値を指定しないと、そのスコープはモニタされません。
dbstats ユーティリティでオプションをまったく指定しないと、有効なすべてのスコープについて、統計値 ActiveReq、ConnCount、CurrentCacheSize、DiskRead、DiskWrite、MainHeapPages、UnschReq が自動的にモニタされます。
終了コードは、0 (成功) または 0 以外の値 (失敗) です。
デフォルトのデータベースサーバで、すべてのデータベースと接続について ActiveReq statistic の統計値のみを問い合わせてから、終了します。
dbstats -c ActiveReq |
デフォルトのデータベースサーバで、すべてのデータベースと接続について ActiveReq statistic の統計値のみを 1 秒に 1 回ずつ無制限に問い合わせます。
dbstats -c ActiveReq 1 |
デフォルトのデータベースサーバで、すべてのデータベースと接続について ActiveReq statistic の統計値のみを 1 秒に 1 回ずつ 5 回だけ問い合わせから、終了します。
dbstats -c ActiveReq 1 5 |
すべてのデータベースと接続について ActiveReq と ConnCount の統計値を問い合わせてから、終了します。
dbstats -c "[ ActiveReq, ConnCount ]" |
データベースサーバのスコープで ActiveReq と ConnCount の統計値を問い合わせてから、終了します。
dbstats -c "[ActiveReq, ConnCount]:*" |
デフォルトのデータベースサーバで稼働中のデータベース db1 と db2 のみを対象として、データベースのスコープで ActiveReq と ConnCount の統計値を問い合わせてから、終了します。
dbstats -c "[ActiveReq, ConnCount]:/db1,db2/" |
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