Veritas Cluster Server を使用して別のデータベースサーバにフェイルオーバするようにデータベースを設定できます。
前提条件
SQL Anywhere Veritas Cluster Server エージェントを使用するには、次のようにシステムを設定する必要があります。
Veritas Cluster Server 4.1 以降を使用する。
クラスタ内の各システムノードに SQL Anywhere を同じ構成でインストールする。
データベースファイルが、クラスタ内のすべてのシステムからアクセスできる共有記憶装置に格納されている。
ユーティリティデータベースのパスワードが、クラスタ内のすべてのシステムで同じである。
SADatabase エージェントはユーティリティデータベースを使用して、特定のデータベースファイルを起動および停止します。クラスタに属しているすべてのシステムには、同じユーティリティデータベースパスワードを使用する必要があります。ユーティリティデータベースのパスワードを設定するには、データベースサーバの起動時に -su サーバオプションを指定します。
UNIX の場合、VCS エージェントは $SQLANY16/vcsagent/saserver にインストールされます。
ネットワークサーバを停止する場合は、サーバを停止するパーミッションのあるユーザ ID を接続文字列に指定します。デフォルトでは、ネットワークサーバを停止するには SERVER OPERATOR システム権限が必要です。-gk サーバコマンドラインオプションを使用するとデフォルトの動作を変更できます。
Veritas Cluster Server Manager を起動し、ユーザ名とパスワードを入力して接続します。
次の手順で、SAServer をリソースとしてサービスグループに追加します。
[Edit] » [Add] » [Resource] をクリックします。
[Resource Type] リストから、[SAServer] をクリックします。
Windows では、[Resource Type] リストで Windows の下に SAServer が表示されない場合、SAServer.xml ファイルを %VCS_ROOT%\cluster manager\attrpool\Win2K\400 に追加して、クラスタサービスを再起動する必要があります。
[Resource Name] フィールドに名前を入力します。
以下の属性に次のように属性値を追加します。
cmdStart dbsrv16 -x tcpip database-file-on-shared-disk -n server-name
cmdMonitor dbping -c "Server=server-name"
cmdStop dbstop -c user-id,password -y
[Enabled] をクリックします。
これにより、リソースの使用準備が整ったことを示します。
[OK] をクリックします。
リソースの依存性が適切に設定されていることを確認します。共有ディスクリソースや IP アドレスリソースなど、SAServer を起動するために起動してグループ化しておく必要があるリソースが他にも存在します。
サービスグループを右クリックして、[Online] » [node-name] をクリックします。node-name は、リソースの実行に使用する、クラスタ内のコンピュータの名前です。
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