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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere サーバ データベース管理 » ユーザとデータベースのセキュリティ » ユーザのセキュリティ (ロールと権限)

 

権限

権限とは、システムで権限付き操作を実行するための権利です。たとえば、テーブルを変更することは、変更の種類によっては権限付き操作です。権限には、システム権限とオブジェクトレベル権限の 2 種類があります。「システム権限」は権限付け操作を実行するための一般的な権利を付与し、それに対して「オブジェクトレベル権限」は特定オブジェクトでの操作の実行を制限します。たとえば、ALTER ANY TABLE システム権限では、システムの任意のテーブルを変更できます。この権限を持っていない場合、作成したテーブルか、ALTER TABLE オブジェクトレベル権限を持つテーブルだけを編集できます。

システム権限はデータベースに組み込まれ、付与や取り消しが可能ですが、作成や削除はできません。MANAGE ROLES 権限と UPGRADE ROLE 権限を除き、システム権限は変更できません。各システム権限は、SET USER システム権限を除き、デフォルトで SYS_AUTH_SA_ROLE または SYS_AUTH_SSO_ROLE システムロールのいずれかに付与されていますが、両方には付与されていません。SET USER システム権限は、両方のロールに付与されます (WITH ADMIN OPTION は SYS_AUTH_SSO_ROLE に、WITH NO ADMIN OPTION は SYS_AUTH_SA_ROLE に)。

GRANT 文および REVOKE 文を使用して、システム権限とオブジェクトレベル権限を付与および取り消します。

 参照

オブジェクトレベル権限
システム権限
ユーザ権限の評価方法
システム権限の付与 (Sybase Central の場合)
システム権限の付与 (SQL の場合)
オブジェクトレベル権限の付与 (Sybase Central の場合)
オブジェクトレベル権限の付与 (SQL の場合)
システム権限の取り消し (Sybase Central の場合)
システム権限の取り消し (SQL の場合)
オブジェクトレベル権限の取り消し (Sybase Central の場合)
オブジェクトレベル権限の取り消し (SQL の場合)