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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere サーバ データベース管理 » 高可用性と読み込み専用のスケールアウトシステム » データベースミラーリング

 

チュートリアル:監視サーバの移動

新しいサーバを作成し、新しい監視サーバを使用するように監視サーバ定義を変更して、ミラーリングシステムを停止することなく監視サーバを移動します。

前提条件

このチュートリアルでは、チュートリアル:データベースミラーリングシステムの作成で説明しているデータベースミラーリングシステムを利用します。

MANAGE ANY MIRROR SERVER および SERVER OPERATOR のシステム権限が必要です。

内容と備考

このチュートリアルでは、すべてのデータベースサーバが同じコンピュータ上で実行されていることを想定しています。ただし、運用環境では、各データベースサーバを別々のコンピュータにインストールする必要があります。

異なるコンピュータで実行されているデータベースサーバでこのチュートリアルを使用する場合は、接続文字列内の localhost への参照を実際のコンピュータ名に変更する必要があります。

 ♦ タスク
  1. -su-xa-xf の各オプションを使用してサーバを起動し、監視サーバにします。次に例を示します。

    mkdir arbiter2
    dbsrv16 -n demo_arbiter2 -x "tcpip(port=6873)" -xf c:\arbiter2\arbiter2.state -xa "AUTH=abc;DBN=mirror_demo" -su sql
    オプション 説明
    -su ユーティリティデータベースのパスワード
    -xa 監視サーバのデータベース名および認証文字列。
    -xf ミラーリングシステムのステータス情報ファイルがある場所。
  2. プライマリサーバに接続し、ミラーリングシステムの監視サーバ定義を変更します。

    1. 次のコマンドを実行し、プライマリサーバに接続します。

      dbisql -c "UID=DBA;PWD=sql;SERVER=mirror_demo_primary;HOST=localhost:6871,localhost:6872"
    2. 次のコマンドを実行して、監視サーバ定義を新しいサーバのものに変更します。

      ALTER MIRROR SERVER demo_arbiter
      AS ARBITER
      connection_string='SERVER=demo_arbiter2;HOST=localhost:6873';

    プライマリサーバとミラーサーバが、その監視サーバから接続を切断して、新しい監視サーバに接続します。

  3. 数秒待ってから、古い監視サーバを停止します。

    dbstop -y -c "UID=DBA;PWD=sql;SERVER=demo_arbiter;HOST=localhost:6870;DBN=utility_db"
  4. ミラーリングシステムの ArbiterState データベースプロパティに対して ping を実行し、新しい監視サーバがミラーリングシステムに接続していることを確かめます。次のコマンドを実行します。

    dbping -c "UID=DBA;PWD=sql;SERVER=mirror_demo_primary" -pd ArbiterState

    ArbiterState プロパティの値が接続されます。

        SQL Anywhere Server Ping Utility Version 16.0.0.1403
        Type       Property                  Value
        ---------  ----------------          ------------------------------
        Database   ArbiterState              connected
      

結果

監視サーバが新しいサーバに移動します。