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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere サーバ データベース管理 » 高可用性と読み込み専用のスケールアウトシステム » データベースミラーリング » チュートリアル:監視サーバを共有している複数データベースでデータベースミラーリングシステムを作成する

 

レッスン 2:データベースミラーリングシステムの使用とテスト

フェイルオーバを開始して、データベースミラーリングシステムの設定をテストします。

前提条件

このレッスンは、受講者がこれまでのすべてのレッスンを終了していることを前提としています。レッスン 1:3 つのデータベースと 1 つの監視サーバで構成されるデータベースミラーリングシステムの作成を参照してください。

このレッスンでは、このチュートリアルの開始時に、権限のセクションで一覧されているロールと権限を持っていることを前提としています。 チュートリアル:監視サーバを共有している複数データベースでデータベースミラーリングシステムを作成する

 ♦ タスク
  1. 次のコマンドを実行して、Interactive SQL を起動し、プライマリサーバにあるデータベース one に接続します。

    dbisql -c "UID=DBA;PWD=sql;Server=primary_one;LINKS=TCPIP"
  2. 次の文を実行して、サンプルデータをデータベースに追加します。

    CREATE TABLE test (col1 INTEGER, col2 CHAR(32));
    INSERT INTO test VALUES(1, 'Hello from server1');
    COMMIT;
  3. 次の文を実行し、接続先のデータベースサーバを判別します。

    SELECT PROPERTY( 'ServerName' );

    プライマリサーバの名前が出力されます。

  4. Interactive SQL との接続を切断します。

  5. フェイルオーバを開始します。次のコマンドを実行します。

    dbstop -y -c "UID=DBA;PWD=sql;Server=server1"

    データベースサーバの 1 つの接続が有効であるという警告メッセージが表示された場合は、[はい] をクリックしてシャットダウンします。server2 のデータベースサーバメッセージウィンドウには、server2 が新しいプライマリサーバであることを示すメッセージが表示されます。

  6. 次のコマンドを実行して、Interactive SQL を再起動します。

    dbisql -c "UID=DBA;PWD=sql;Server=primary_one;LINKS=tcpip"
  7. 次の文を実行して、server2 に接続されているかどうかを確認します。

    SELECT PROPERTY ( 'ServerName' );
  8. 次の文を実行し、すべてのトランザクションがミラーデータベースにコピーされたことを確認します。

    SELECT * FROM test;
  9. Interactive SQL から切断し、監視サーバおよび server2 データベースサーバを停止します。

結果

データベースミラーリングシステムが正常にフェイルオーバされ、server2 がプライマリサーバになります。その後、データベースミラーリングシステムが停止します。

次の手順

(省略可) c:\server1c:\server2c:\arbiter の各ディレクトリを削除します。