データベースサーバは通常の文の実行中に統計情報を更新し、収集した統計を使用してカラム統計の自己チューニングを行います。collect_statistics_on_dml_updates オプションを Off に設定すると、INSERT、DELETE、UPDATE
などのデータ変更 DML 文の実行中における統計の更新が無効となります。
通常の状況ではこのオプションを Off にする必要はありません。ただし、大量のデータが頻繁に変更される環境では、update_statistics を On に設定している場合、同時にこのオプションを Off にすることで、パフォーマンスが改善することがあります。
collect_statistics_on_dml_updates オプションと update_statistics オプションが異なる点は、update_statistics オプションを On に設定した場合、ある述部を満たすローの実際の数とその述部を満たすと予想されるローの数が比較されてから、推定値が更新されることです。collect_statistics_on_dml_updates
オプションを On に設定した場合は、挿入、更新、または削除されたローの値に基づいてカラム統計が修正されます。