カーソルのパフォーマンスとその他のプロパティの間には、トレードオフ関係があります。特に、カーソルを更新できるようにした場合は、カーソルによるクエリの処理と配信で、パフォーマンスを制約する制限事項が課されます。また、カーソル感知性に稼働条件を設けると、カーソルのパフォーマンスが制約されることがあります。
カーソルの更新可能性と感知性がパフォーマンスに影響を与える仕組みを理解するには、カーソルによって表示される結果がどのようにしてデータベースからクライアントアプリケーションまで送信されるかを理解する必要があります。
特に、パフォーマンス上の理由から、結果が中間の 2 つのロケーションに格納されることを理解する必要があります。
ワークテーブル 中間結果または最終結果はワークテーブルとして保管されます。value-sensitive カーソルは、プライマリキー値のワークテーブルを使用します。また、クエリの特性によって、オプティマイザが選択した実行プランでワークテーブルを使用するようになります。
プリフェッチ クライアント側の通信はローを取り出してクライアント側のバッファに格納することで、データベースサーバに対するローごとの個別の要求を回避します。
感知性と更新可能性は中間のロケーションの使用を制限します。
![]() |
DocCommentXchange で意見交換できます
|
Copyright © 2013, SAP AG or an SAP affiliate company. - SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 |