PHP クライアントの配備

SQL Anywhere PHP 拡張を配備するには、ターゲットプラットフォームに次のコンポーネントをインストールしてください。

使用しているプラットフォーム用の PHP 5 バイナリ。 http://www.php.netからダウンロードできます。Windows プラットフォームの場合、SQL Anywhere PHP 拡張ではスレッド対応の PHP を使用する必要があります。
Apache HTTP サーバなどの Web サーバ (PHP スクリプトを Web サーバ内で実行する場合)。

SQL Anywhere は、Web サーバと同じコンピュータでも異なるコンピュータでも実行できます。
SQL Anywhere には、5.1.1 ～ 5.4.8 の多くの PHP バージョン用の構築済み PHP 拡張機能が用意されています。
SQL Anywhere 共有オブジェクトまたはライブラリのサポート。

次の表は、PHP クライアントに必要なファイルを示します。

説明	Windows	Linux/UNIX	Mac OS X
PHP のインストール (サードパーティ)	php.exe	php	php
PHP 5.1.x の呼び出し	php-5.1.[1-]_sqlanywhere.dll*	php-5.1.[1-]_sqlanywhere_r.so* またはソースコードからビルド	ソースコードからビルド
PHP 5.2.x の呼び出し	php-5.2.[0-]_sqlanywhere.dll* php-5.2.1_sqlanywhere_nts.dll	php-5.2.[0-]_sqlanywhere_r.so* またはソースコードからビルド	ソースコードからビルド
PHP 5.3.x の呼び出し	php-5.3.[0-]_sqlanywhere.dll* php-5.3.[0-]_sqlanywhere_nts.dll*	php-5.3.[0-]_sqlanywhere_r.so* またはソースコードからビルド	ソースコードからビルド
PHP 5.4.x の呼び出し	php-5.4.[0-]_sqlanywhere.dll* php-5.4.[0-]_sqlanywhere_nts.dll*	php-5.4.[0-]_sqlanywhere_r.so* またはソースコードからビルド	ソースコードからビルド
言語リソースライブラリ	dblg[LL]16.dll	dblg[LL]16.res	dblg[LL]16.res
[接続] ウィンドウ	dbcon16.dll	なし	なし
SQL Anywhere C API のランタイム	dbcapi.dll	libdbcapi_r.so	libdbcapi_r.dylib
DBLIB (スレッド)	dblib16.dll	libdblib16_r.so	libdblib16_r.dylib
スレッドサポートライブラリ	なし	libdbtasks16_r.so	libdbtasks16_r.dylib
ICU ライブラリ	dbicu16.dll	libdbicu16_r.so²	libdbicu16_r.dylib²
ICU データライブラリ	dbicudt16.dll	libdbicudt16.so²	libdbicudt16.dylib²
オプションの暗号化サポート	dbfips16.dll	libdbfips16_r.so	libdbfips16_r.dylib
オプションの暗号化サポート	dbrsa16.dll	libdbrsa16_r.so	libdbrsa16_r.dylib

注意

最新の SQL Anywhere PHP ドライバについては、 http://www.sybase.com/detail?id=1019698を参照してください。
php-5.x.y_sqlanywhere_nts.dll ファイルはスレッド非対応の PHP 拡張です。
言語リソースライブラリファイルも含めてください。上記の表には、指定が [LL] であるファイルが示されています。メッセージファイルは複数あり、それぞれが異なる言語をサポートしています。異なる言語のサポートをインストールするには、それらの言語のリソースファイルを追加してください。[LL] を言語コード (en、de、jp など) に置き換えます。
クライアントアプリケーションで暗号化を使用する場合は、適切な暗号化サポートも含めてください。
クライアントアプリケーションが ODBC データソースを使用して接続パラメータを保持する場合は、エンドユーザは動作している ODBC インストール環境を必要とします。ODBC を配備するための手順は、Microsoft の『ODBC SDK』に含まれています。
Windows の場合、エンドユーザが独自のデータソースを作成する場合や、データベースに接続するときにユーザ ID とパスワードを入力する必要がある場合、またはその他の理由で [接続] ウィンドウを表示する必要がある場合は、[SQL Anywhere の ODBC 設定] および [SQL Anywhere への接続] ウィンドウのサポートコード (dbcon16.dll) が必要です。
PHP の Windows と Linux/Solaris へのインストールの詳細については、次のトピックを参照してください。
PHP に関するホワイトペーパーについては、 http://www.sybase.com/detail?id=1057714 を参照してください。

参照

PHP 拡張
 Windows での PHP 拡張のインストール
 Linux/Solaris での PHP 拡張のインストール
 UNIX と Mac OS X での PHP 拡張
 SQL Anywhere PHP 拡張の設定

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