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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere サーバ プログラミング

 

3 層コンピューティングと分散トランザクション

SQL Anywhere は、データベースとして使用するほかに、トランザクションサーバによって調整された分散トランザクションに関わる「リソースマネージャ」として使用できます。

3 層環境では、クライアントアプリケーションと一連のリソースマネージャの間にアプリケーションサーバを置きますが、これが一般的な分散トランザクション環境です。Sybase EAServer と他のアプリケーションサーバの一部もトランザクションサーバです。

Sybase EAServer と Microsoft Transaction Server はともに、Microsoft DTC (分散トランザクションコーディネーター) を使用してトランザクションを調整します。SQL Anywhere は、DTC サービスによって制御された分散トランザクションをサポートします。そのため、前述したアプリケーションサーバのいずれかとともに、または DTC モデルに基づくその他のどのような製品とでも、SQL Anywhere を使用できます。

SQL Anywhere を 3 層環境に統合する場合、作業のほとんどをアプリケーションサーバから行う必要があります。この項では、3 層コンピューティングの概念とアーキテクチャ、SQL Anywhere の関連機能の概要について説明します。ここでは、アプリケーションサーバを設定して SQL Anywhere とともに動作させる方法については説明しません。詳細については、使用しているアプリケーションサーバのマニュアルを参照してください。


3 層コンピューティングのアーキテクチャ
分散トランザクション