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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere サーバ プログラミング » データベースにおける Java » チュートリアル:データベース内の Java の使用

 

レッスン 2:Java VM の選択

Java 仮想マシン (VM) の場所を特定できるようにデータベースサーバを設定します。データベースごとに異なる Java VM を指定できるため、ALTER EXTERNAL ENVIRONMENT 文を使用して Java VM のロケーション (パス) を指定できます。

前提条件

レッスン 2 を試みる前に、レッスン 1 のステップを完了します。

このレッスンでは、このチュートリアルの開始時に、権限のセクションで一覧されているロールと権限を持っていることを前提としています。 チュートリアル:データベース内の Java の使用

内容と備考

Java Runtime Environment (JRE) がインストールされていない場合、バージョン 1.6 以降であればどの Java JRE でもインストールして使用できます。ほとんどの Java インストーラでは、JAVA_HOME または JAVAHOME のいずれかの環境変数を設定しますどちらの環境変数もない場合は、いずれかを手動で作成し、Java VM のルートディレクトリを示すように設定できます。ただし、ALTER EXTERNAL ENVIRONMENT 文を使用している場合は、この設定は必要ありません。

 ♦ タスク
  1. Interactive SQL を使用してパーソナルデータベースサーバを起動し、サンプルデータベースに接続します。

    dbisql -c "DSN=SQL Anywhere 16 Demo"
  2. この手順は省略可能です。次のような文を実行します。

    ALTER EXTERNAL ENVIRONMENT JAVA
    LOCATION 'c:\\jdk1.7.0\\jre\\bin\\java.exe';

    Java VM の場所が ALTER EXTERNAL ENVIRONMENT JAVA 文の LOCATION 句を使用して指定されない場合、またはその場所が正しくない場合、データベースサーバは次のように Java VM の場所を検索します。

    • JAVA_HOME 環境変数を確認します。

    • JAVAHOME 環境変数を確認します。

    • システム PATH を確認します。

    • VM が見つからなかった場合は、エラーを返します。

  3. この手順は省略可能です。Java VM の起動に必要な追加コマンドラインオプションを指定するには、java_vm_options データベースオプションを使用します。

    SET OPTION PUBLIC.java_vm_options='java-options';
  4. START JAVA 文を使用して、Java VM を起動します。

    START JAVA;

    この文は Java VM のプリロードを試みます。データベースサーバが Java VM を検索して起動できない場合、エラーメッセージが発行されます。必要な場合、データベースサーバが自動的に Java VM をロードするので、この文はオプションです。

結果

ALTER EXTERNAL ENVIRONMENT JAVA 文の LOCATION 句は、Java VM の場所を示します。START JAVA 文は、Java VM をロードします。

次の手順

次のレッスンでは、Java クラスをデータベースにインストールします。レッスン 3:Java クラスのインストールに進みます。

 参照