JDBC サーバ側アプリケーションを作成して実行する手順については、例を使用して示します。
前提条件
Java Development Kit (JDK) をインストールしている必要があります。
次のシステム権限が必要です。
MANAGE ANY EXTERNAL OBJECT による Java クラスのインストール
CREATE PROCEDURE と CREATE EXTERNAL REFERENCE による外部プロシージャの作成
内容と備考
JDBC を使用した 2 つの異なるタイプの接続を確立できます。1 つはクライアント側接続で、他はサーバ側接続です。次の例ではサーバ側の接続を使用します。
コマンドプロンプトで、%SQLANYSAMP16%\SQLAnywhere\JDBC ディレクトリに移動します。
cd %SQLANYSAMP16%\SQLAnywhere\JDBC |
サーバ側 JDBC の場合、サーバが異なる現在の作業ディレクトリから起動されないかぎり、CLASSPATH 環境変数を設定する必要はありません。
set classpath=.;%SQLANYSAMP16%\SQLAnywhere\JDBC |
次のコマンドを使用して、サンプルデータベースを含むローカルコンピュータ上のデータベースサーバを起動します。
dbsrv16 "%SQLANYSAMP16%\demo.db" |
次のコマンドを入力してサンプルをコンパイルします。
javac JDBCConnect2.java |
Interactive SQL を使用して、クラスをサンプルデータベースにインストールします。次の文を実行します (クラスファイルへのパスが必要な場合があります)。
INSTALL JAVA NEW FROM FILE 'JDBCConnect2.class'; |
Sybase Central を使用してクラスをインストールすることもできます。サンプルデータベースに接続している間に、[外部環境] フォルダの [Java] サブフォルダを開き、[ファイル] » [新規] » [Java クラス] をクリックします。ウィザードの指示に従います。
クラスの JDBCConnect2.main メソッドのラッパーとして動作する JDBCConnect という名前のストアドプロシージャを定義します。
CREATE PROCEDURE JDBCConnect(OUT args LONG VARCHAR) EXTERNAL NAME 'JDBCConnect2.main([Ljava/lang/String;)V' LANGUAGE JAVA; |
次のように JDBCConnect2.main メソッドを呼び出します。
CALL JDBCConnect(); |
セッション内で初めて Java クラスが呼び出されると、Java VM がロードされます。これには数秒間かかる場合があります。
ID 番号と顧客名のリストがデータベースサーバメッセージウィンドウに表示されることを確認します。
接続が失敗すると、エラーメッセージが表示されます。必要な手順をすべて実行したかどうかを確認します。
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