OData の操作のために HTTP サーバを設定する方法

Embedded HTTP サーバまたは独自の HTTP サーバのいずれかを設定できます。

注意

セキュリティ対策は、HTTP サーバを設定する場合に考慮する必要があります。詳細については、OData サーバのセキュリティの考慮事項を参照してください。

Embedded HTTP サーバの設定

OData サーバユーティリティは Embedded HTTP サーバのインスタンスを開始し、OData プロデューサを Java Servlet として自動的にロードします。

Embedded HTTP サーバは、HTML ファイルなどの他の OData 以外の内容のために手動で設定または使用できません。ただし、一部の HTTP サーバオプションは、OData サーバ設定ファイルで指定できます。

Embedded HTTP サーバを設定して起動するには、次の手順が必要です。

OData プロデューサと Embedded HTTP サーバの両方の設定が含まれる OData サーバ設定ファイルを作成します。
HTTP サーバとして動作するように設定ファイルをコンピュータに保存し、コマンドプロンプトで OData サーバユーティリティを実行するときに設定ファイルをロードします。

注意

OData の終了ポイントは、Embedded HTTP サーバを使用する場合に、odata コンテキストパスに配置されます。

たとえば、ポート 8080 で実行されているローカルホスト HTTP サーバに対して OData 要求を実行するには、 [external link] http://localhost:8080/odata を指定します。

代替 HTTP サーバの設定

OData プロデューサを代替 HTTP サーバで使用するには、OData プロデューサをサーバに配備する必要があります。OData プロデューサは、HTTP サーバにロードできる Java Servlet として実行する必要があります。たとえば、Tomcat を Java Servlet コンテナとして使用し、Apache HTTP サーバとのペアを作成できます。

注意

IIS は Java Servlets を実行できませんが、Servlet 要求を IIS サーバからこれらを実行できる別のサーバにリダイレクトするコネクタを設定できます。

OData プロデューサを配備するプロセスは、HTTP サーバによって異なります。詳細については、使用している HTTP サーバのマニュアルを参照してください。

OData プロデューサを正常に配備するには、次の手順が必要です。

OData サーバ設定ファイルを作成します。

セキュリティの考慮事項などの Embedded HTTP サーバに固有の設定オプションは、代替 HTTP サーバには適用されません。

OData プロデューサは、HTTP サーバのロギング設定を尊重します。HTTP サーバのロギングの詳細については、使用している HTTP サーバのマニュアルを参照してください。
次のファイルとともに、%SQLANY16%\Java\ ディレクトリにある OData サーバ設定ファイルを配備します。
- dbodata.jar
JDBC クライアントを配備します。これには SQL Anywhere JDBC 4.0 ドライバとサポートファイルが含まれます。
Java EE HttpServlet インタフェースを実装する SQLAnywhereODataServlet クラスを HTTP サーバにロードします。

参照

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