SQL Anywhere PHP ドライバの動作は、PHP 初期化ファイル php.ini で値を設定することによって制御します。次のエントリがサポートされます。
extension PHP が起動するたびに、PHP が SQL Anywhere PHP 拡張を自動的にロードします。このエントリの PHP 初期化ファイルへの追加は任意ですが、追加しない場合、作成する各スクリプトは、この拡張がロードされるように数行のコードから開始する必要があります。Windows プラットフォームの場合、使用するエントリは次のとおりです。
extension=php-5.x.y_sqlanywhere.dll |
Linux プラットフォームの場合、次のいずれかのエントリを使用します。2 番目のエントリはスレッドに対応しています。
extension=php-5.x.y_sqlanywhere.so |
extension=php-5.x.y_sqlanywhere_r.so |
これらのエントリで、5.x.y は PHP のバージョンを表します。
PHP の起動時に SQL Anywhere 拡張を自動的にロードしない場合は、記述する各スクリプトの先頭に次のコードを追加してください。このコードによって、SQL Anywhere PHP 拡張がロードされるようになります。
# Ensure that the SQL Anywhere PHP extension is loaded if( !extension_loaded('sqlanywhere') ) { # Find out which version of PHP is running $version = phpversion(); $extension_name = 'php-'.$version.'_sqlanywhere'; if( strtoupper(substr(PHP_OS, 0, 3) == 'WIN' )) { $extension_ext = '.dll'; } else { $extension_ext = '.so'; } dl( $extension_name.$extension_ext ); } |
allow_persistent On に設定すると永続的接続が有効になります。Off に設定すると永続的接続が無効になります。デフォルト値は On です。
sqlanywhere.allow_persistent=On |
max_persistent 永続的接続の最大数を設定します。デフォルト値は -1 で、制限がありません。
sqlanywhere.max_persistent=-1 |
max_connections SQL Anywhere PHP 拡張によって同時に開くことができる接続の最大数を設定します。デフォルト値は -1 で、制限がありません。
sqlanywhere.max_connections=-1 |
auto_commit データベースサーバで自動的にコミット操作を実行するかどうかを指定します。On に設定すると、各文を実行した直後にコミットを実行します。Off に設定すると、必要に応じて sasql_commit または sasql_rollback 関数によってトランザクションを手動で終了する必要があります。デフォルト値は On です。
sqlanywhere.auto_commit=On |
row_counts On に設定すると、操作によって影響を受けるローの正確な数を返します。Off に設定すると、予測値を返します。デフォルト値は Off です。
sqlanywhere.row_counts=Off |
verbose_errors On に設定すると、冗長エラーおよび警告を返します。それ以外の場合、詳細なエラー情報を取得するには、sasql_error または sasql_errorcode 関数を呼び出す必要があります。デフォルト値は On です。
sqlanywhere.verbose_errors=On |
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