ネットワークプロトコルオプションは、指定された Web サービスプロトコルを制御するための省略可能な設定です。-xs データベースサーバオプションを指定してデータベースサーバを起動すると、これらの設定をコマンドラインで実行できます。-xs データベースサーバオプションを参照してください。
たとえば、次のコマンドラインは、PORT、FIPS、Identity、Identity_Password ネットワークプロトコルオプションを指定した HTTPS リスナを設定します。
dbsrv16 -xs https(PORT=544;FIPS=YES; IDENTITY=certificate.id;IDENTITY_PASSWORD=password) your-database-name.db |
このコマンドは、your-database-name.db データベースに対して、HTTPS Web サービスプロトコルを有効にするデータベースサーバを起動します。ネットワークプロトコルオプションは、Web サーバが次のタスクを実行することを示します。
次の表に、Web サービスプロトコルで一般的に使用されるネットワークプロトコルオプションを示します。
ネットワークプロトコルオプション | 使用可能な Web サービスプロトコル | 説明 |
---|---|---|
DatabaseName (DBN) プロトコルオプション | HTTP、HTTPS | Web 要求を処理するときに使用するデータベースの名前を指定します。また、REQUIRED や AUTO キーワードを使用して URL の一部としてデータベース名が必要かどうかを指定します。 |
FIPS プロトコルオプション | HTTPS | データベースファイルを暗号化したり、データベースクライアント/サーバ通信や Web サービスにおける通信を暗号化するために、FIPS 認定のセキュリティアルゴリズムを有効にします。 |
Identity プロトコルオプション | HTTPS | セキュア HTTPS 接続に使用する ID ファイルの名前を指定します。 |
Identity_Password プロトコルオプション | HTTPS | 暗号化証明書のパスワードを指定します。 |
LocalOnly (LO) プロトコルオプション | HTTP、HTTPS | クライアントがローカルコンピュータ上のサーバ (存在する場合) にのみ接続できるようにします。 |
LogFile (LOG) プロトコルオプション | HTTP、HTTPS | データベースサーバが Web 要求に関する情報を書き込むファイル名を指定します。 |
LogFormat (LF) プロトコルオプション |
HTTP、HTTPS |
データベースサーバがログファイルに書き込む Web 要求に関する情報メッセージのフォーマットを制御し、メッセージに表示されるフィールドを指定します。 |
LogOptions (LOPT) プロトコルオプション | HTTP、HTTPS | データベースサーバがログに記録する Web 要求に関する情報メッセージのタイプを指定します。 |
ServerPort (PORT) プロトコルオプション | HTTP、HTTPS | データベースサーバが受信しているポートを指定します。 |
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