IDENTIFIED { FIRST | LAST } BY 句
この句を使用して、二重制御パスワードを持っているユーザが持つパスワードの部分をリセットします。二重制御パスワードを持っているユーザのログインポリシーでは、CHANGE_PASSWORD_DUAL_CONTROL ログインポリシーオプションが有効になっています。
二重制御パスワードをリセットするには 2 名の管理者が必要です。1 人の管理者が IDENTIFIED FIRST BY 句を実行してパスワードの前半部分を設定し、もう 1 人の管理者が IDENTIFIED LAST BY 句を実行してパスワードの後半部分を設定します。ユーザは、パスワードの
2 つの部分を組み合わせ、この組み合わせたパスワードを使用してデータベースに接続します。
次のリストは、ユーザ ID とパスワードの要件を示しています。パスワードの一部の要件や制限は、各部の最大長が 127 バイトであることを除いて、パスワードに対して示されている要件や制限と同じです。
ユーザ ID には、次に該当する値を指定できません。
空白スペース、一重引用符、または二重引用符で始まる値
空白スペースで終わる値
セミコロンを含む値
パスワードは大文字と小文字が区別され、次に該当する値は指定できません。
空白スペース、一重引用符、または二重引用符で始まる値
空白スペースで終わる値
セミコロンを含む値
255 バイト長を超える値
verify_password_function ログインポリシーオプションは、パスワード規則 (1 桁以上の長さであることなど) の実装に使用できる関数を指定します。パスワード検証機能を使用する場合、GRANT CONNECT 文に複数のユーザ
ID とパスワードを指定することはできません。
password_expiry_on_next_login 値を ON に設定すると、ユーザが同じポリシーに割り当てられている場合でも、次回ログインすると同時にユーザのパスワードの有効期限が切れます。ALTER USER 句と LOGIN POLICY
句を使用すると、ユーザが次にログインしたときにパスワードの変更を強制できます。