Click here to view and discuss this page in DocCommentXchange. In the future, you will be sent there automatically.
診断トレースセッションを開始します (診断テーブルへの診断情報の送信を開始します)。
ATTACH TRACING TO { LOCAL DATABASE | connect-string } [ LIMIT { size | history } ]
connect-string:データベースの接続文字列
size : SIZE nnn { MB | GB }
history : HISTORY nnn { MINUTES | HOURS | DAYS }
nnn : integer
connect-string トレーシング情報を受信するデータベースに接続するときに必要な接続文字列。このパラメータは、プロファイルされているデータベースがデータを受信するデータベースと異なる場合にのみ必要です。
connect-string では、接続パラメータ DBF、DBKEY、DBN、Host、Server、LINKS、PWD、UID を使用できます。
DBF は、接続するデータベースサーバに対する相対パスで指定します。別のデータベースサーバを指定しない場合、現在接続しているデータベースサーバが、DBF 接続パラメータで指定したトレーシングデータベースの起動を試みます。
DBF パラメータと接続パラメータ LINKS または Server を一緒に指定すると、エラーが返されます。
LIMIT 句 トレーシングデータベースに格納されているデータサイズの制限。サイズまたは期間で指定します。
ATTACH TRACING 文は、プロファイルするデータベースのトレースセッションを開始するときに使用します。この文はトレーシングレベルを設定した後にのみ使用できます。Sybase Central または sa_set_tracing_level システムプロシージャを使用してトレーシングレベルを設定できます。
セッションを開始すると、sa_diagnostic_tracing_level テーブルに設定したトレーシングレベルに応じたトレーシング情報が生成されます。LOCAL DATABASE を指定して、プロファイル対象の同じデータベース内にあるトレーシングテーブルにトレーシングデータを送信できます。または、接続文字列をそのデータベースに指定することで (connect-string)、トレーシングデータを別のトレーシングデータベースに送信できます。トレーシングデータベースはあらかじめ作成されている必要があります。また、トレーシングデータベースへのパーミッションも必要です。
LIMIT SIZE 句または LIMIT HISTORY 句を使用して、トレーシングデータの格納サイズを制限できます。トレーシングデータを特定のサイズに制限するときは、LIMIT SIZE 句を使用します。単位は MB または GB です。期間を指定してトレーシングデータのサイズを制限するときは、LIMIT HISTORY 句を使用します。単位は分、時間、日です。たとえば、HISTORY 8 DAYS と指定すると、トレーシングデータベースにトレーシングデータが格納される期間は 8 日間に制限されます。
HISTORY 8 DAYS
トレースセッションを開始するには、トレーシングデータベースと運用データベースが稼働しているデータベースサーバで TCP/IP が実行されている必要があります。
ローカルデータベースに対するトレーシングの場合でも、機密データを含むパケットはネットワークインタフェース上に表示されます。セキュリティ上の理由から、接続文字列に暗号化を指定できます。
現在のトレーシングレベルを参照するには、sa_diagnostic_tracing_level テーブルを参照します。
トレーシングデータの送信先を表示するには、SendingTracingTo データベースプロパティを確認します。
この文を実行するには、プロファイルされるデータベースに接続している必要があります。
DIAGNOSTICS システムロールと MANAGE PROFILING システム権限が必要です。
なし
SQL/2008 ベンダー拡張。
次の例は、sa_set_tracing_level システムプロシージャを使用して、トレーシングレベルを 1 に設定します。次に、トレースセッションを開始します。ローカルデータベースで生成されたトレーシングデータは、別のコンピュータにある mytracingdb トレーシングデータベースに送信されます。指定した接続文字列を参照してください。トレースセッション中に、最長 2 時間のトレーシングデータが保持されます。以下の例は 1 行ですべて記述されています。
CALL sa_set_tracing_level( 1 ); ATTACH TRACING TO 'uid=DBA;pwd=sql;server=remotedbsrv;dbn=mytracingdb;host=winxp-32' LIMIT HISTORY 2 HOURS;