CREATE TEMPORARY TRACE EVENT SESSION 文

CREATE [ OR REPLACE ] TEMPORARY TRACE EVENT SESSION session-name 
[ event-definition [ , ... ] ]
[ target-definition [ , ... ] ]

event-definition :
ADD TRACE EVENT event-name

target-definition :
ADD TARGET target-name
[ SET target-parameter-name=target-parameter-value [ ,... ] ]

target-name : FILE

target-parameter-name :
{ filename_prefix 
 | max_size
 | num_files
 | flush_on_write
 | compressed }

session-name トレースイベントセッションの名前。
event-name セッションに追加するトレースイベントの名前。システム定義およびユーザ定義のトレースイベントがサポートされます。sp_trace_events システムプロシージャを呼び出し、システム定義のトレースイベントのリストを取得します。
target-name サポートされる値は FILE だけです。

target-parameter-name 次のターゲットパラメータがサポートされます。

target-parameter-name	target-parameter-value
filename_prefix	パス付きまたはパスなしの ETD ファイル名プレフィクスすべての ETD ファイルには、.etd という拡張子が付きます。このパラメータは必須です。
max_size	ファイルの最大サイズ (バイト単位)。デフォルトは 0 で、これはファイルサイズに上限がないことを意味し、ディスク領域が許す限り大きくなっていきます。指定したサイズに達すると、新しいファイルが開始されます。
num_files	イベントトレース情報が書き込まれるファイル数で、max_size が設定されている場合にのみ使用されます。すべてのファイルが指定した最大サイズに達すると、データベースサーバは古いファイルの上書きを開始します。
flush_on_write	記録されるイベントが発生するたびにディスクバッファをフラッシュするかどうかを制御する値。値には、yes、true、no、false を設定できます。デフォルトは false です。このパラメータをオンにすると、多くのトレースイベントが記録される場合、データベースサーバのパフォーマンスが低下することがあります。
compressed	ディスク領域を節約するための ETD ファイルの圧縮を制御する値。値には on および off を設定できます。デフォルトは off です。

OR REPLACE 句 この句は、トレースイベントセッションを作成するか、同じ名前を持つ既存のトレースイベントセッションを置き換えます。

トレースイベントセッションは、それらが ALTER TRACE EVENT SESSION 文によって明示的に開始されない限り実行されません。トレースイベントセッションを使用して、システムの動作に関連するトレースイベントや、特定のユーザに関するトレースイベントを取得できます。トレースイベントセッションはメモリに格納され、それらが明示的に削除されていない場合は、データベースサーバが停止すると削除されます。

MANAGE ANY TRACE SESSION システム権限が必要です。

なし

SQL/2008 ベンダー拡張。

次の文は、ユーザ定義イベント my_event とシステム定義イベント ConsoleLog_Information に関する情報を、my_trace_file という名前のファイルに記録するイベントトレースセッションを作成します。

CREATE TEMPORARY TRACE EVENT SESSION my_session
    ADD TRACE EVENT my_event, -- user event
    ADD TRACE EVENT SYS_ConsoleLog_Information -- system event
    ADD TARGET FILE ( SET filename_prefix='my_trace_file' ); -- add a target

CREATE TEMPORARY TRACE EVENT SESSION 文

構文

パラメータ

備考

システム権限

関連する動作

参照

標準と互換性

例