HTTP_HEADER 関数 [Web サービス]

HTTP_HEADER( header-field-name )

header-field-name HTTP 要求ヘッダフィールドの名前。

LONG VARCHAR。

注意

結果のデータ型は LONG VARCHAR です。SELECT INTO 文で HTTP_HEADER を使用する場合は、Unstructured Data Analytics Option ライセンスが必要になります。または CAST を使用して HTTP_HEADER を設定して、データ型とサイズを修正する必要があります。

この関数は、指定された HTTP 要求ヘッダフィールドの値を返します。ヘッダが存在しない場合、または HTTP サービスから呼び出されていない場合は NULL を返します。Web サービスを介して HTTP 要求を処理する場合に使用します。

HTTP Web サービス要求を処理するとき、次のようなヘッダが有用です。

Cookie 要求された URI に関連付けられた cookie 値 (クライアントに格納されている場合)。
Referer 要求された URI へのリンクが指定されたページの URL (http://documents.sample.com:80/index.html など)。
Host ユーザが指定するかリソースを参照して元の URI から取得された、要求されたリソースのインターネットホスト名または IP アドレスとポート番号 (webserver.sample.com:8082 など)。
User-Agent クライアントアプリケーション名 (Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64; rv:14.0) Gecko/20100101 Firefox/14.0 など)。
Accept-Encoding クライアントアプリケーションが使用できる応答のエンコーディングリスト (gzip, deflate など)。

これらのヘッダの詳細については、 [external link] http://www.w3.org/Protocols/rfc2616/rfc2616-sec14.html を参照してださい。

次の特別なヘッダでは、クライアント要求の要求行で要素にアクセスできます。

@HttpMethod 処理されている要求の種類を返します。可能な値には DELETE、HEAD、GET、PUT、POST があります。
@HttpURI HTTP 要求で指定された、要求の完全な URI (/myservice?&id=-123&version=109&lang=en など)。
@HttpVersion 要求の HTTP バージョン (HTTP/1.0 または HTTP/1.1 など)。
@HttpQueryString 要求された URI が存在する場合に、そのクエリ部分を返します (id=-123&version=109&lang=en など)。

SQL/2008 ベンダー拡張。

HTTP Web サービスによって呼び出されるストアドプロシージャ内で次の文が使用されると、Cookie ヘッダの値が取得されます。

SET cookie_value = HTTP_HEADER( 'Cookie' );

HTTP Web サービスによって呼び出されるストアドプロシージャ内で次の文が使用されると、データベースサーバメッセージウィンドウの HTTP 要求ヘッダの名前と値が表示されます。

BEGIN
  declare header_name long varchar;
  declare header_value long varchar;
  set header_name  = NULL;
header_loop:        
  LOOP
    SET header_name = NEXT_HTTP_HEADER( header_name );
    IF header_name IS NULL THEN 
      LEAVE header_loop 
    END IF;
    SET header_value = HTTP_HEADER( header_name );
    MESSAGE 'HEADER: ', header_name, '=', 
            header_value TO CONSOLE;
  END LOOP;
END;

HTTP_HEADER 関数 [Web サービス]

構文

パラメータ

戻り値

注意

備考

参照

標準と互換性

例