MINUTES 関数 [日付と時刻]

TIMESTAMP を操作するか、2 つの TIMESTAMP 値の間の分数を返します。次の「備考」の項を参照してください。

構文 1

MINUTES( timestamp-expression )

構文 2

MINUTES( timestamp-expression, timestamp-expression )

構文 3

MINUTES( timestamp-or-time-expression, integer-expression )

パラメータ

timestamp-expression TIMESTAMP データ型の式。
timestamp-or-time-expression TIME または TIMESTAMP データ型の式。
integer-expression timestamp-or-time-expression に加算される分数。integer-expression が負の場合、timestamp-or-time-expression から適切な分数が引かれます。

戻り値

備考

MINUTES 関数の結果は、その引数によって異なります。

構文 1 1 つの timestamp-expression を MINUTES 関数に渡すと、0000-02-29 の真夜中から timestamp-expression までの分数を INTEGER として返します。

注意

0000-02-29 は実際の日付を指すための値ではありません。MINUTES 関数で使用されるデフォルトの日付です。
構文 2 2 つの TIMESTAMP 値を MINUTES 関数に渡すと、その間の分数を整数で返します。
構文 3 TIMESTAMP 値と INTEGER 値を MINUTES 関数に渡すと、整数の分数を timestamp-expression 引数に加算した TIMESTAMP 結果を返します。同様に、MINUTES の最初の引数が TIME 値の場合は、結果も TIME 値になります。構文 3 では、最初の引数の暗黙的変換をサポートしていません。最初の引数を DATE、TIME または TIMESTAMP の値に明示的にキャストしてください。最初の引数が DATE データ型の場合、時刻部分には真夜中が使用されます。

MINUTES は整数を返すので、構文 1 で 4083-03-23 02:08:00 以上の TIMESTAMP 値を使用すると、オーバーフローが起こる場合があります。

構文 2 の代わりに、DATEDIFF 関数を使用します。構文 3 の代わりに、DATEADD 関数を使用します。

参照

標準と互換性

例

次の文は、値 240 を返します。これは、2 番目の TIMESTAMP 値が、最初のタイムスタンプの 240 分後であることを示します。2 つ目の例 (DATEDIFF) の使用をおすすめします。

SELECT MINUTES( '1999-07-13 06:07:12',
    '1999-07-13 10:07:12' );

SELECT DATEDIFF( minute,
     '1999-07-13 06:07:12',
     '1999-07-13 10:07:12' );

次の文は、値 1051040527 を返します。

SELECT MINUTES( '1998-07-13 06:07:12' );

次の文は、TIMESTAMP 値 1999-05-12 21:10:07.000 を返します。最初の文では、リテラル文字列パラメータの明示的なキャストが必要です。2 つ目の例 (DATEADD) の使用をおすすめします。

SELECT MINUTES( CAST( '1999-05-12 21:05:07' AS TIMESTAMP ), 5); 

SELECT DATEADD( minute, 5, '1999-05-12 21:05:07' );

次の文は 'TIME' を返します。TIME 引数を指定して MINUTES 関数が呼び出された場合に、TIME 値を返すことを示します。

SELECT EXPRTYPE('SELECT MINUTES( CAST( ''13:45:00.000'' AS TIME ), 16 )', 1);

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MINUTES 関数 [日付と時刻]

注意