sa_describe_shapefile システムプロシージャ

ESRI シェイプファイルに含まれるカラムの名前と型を記述します。このシステム機能は、空間データ機能とともに使用します。

構文

sa_describe_shapefile( 
shp_filename 
, srid 
[, encoding ] 
)

引数

shp_filename ESRI シェイプファイルのロケーションを識別する VARCHAR(512) パラメータ。ファイル名の拡張子は .shp にしてください。また、同じディレクトリにある同じベース名の .dbf ファイルを関連付けてください。パスは、クライアントアプリケーションではなく、データベースサーバを基準にした相対パスを指定します。
srid シェイプファイル内のジオメトリの SRID を識別する INTEGER パラメータ。カラムに複数の SRID を格納できるようにするには、NULL を指定します。NULL を指定すると、ジオメトリ値に対して実行できる操作が制限されます。
encoding シェイプファイルを読み込むときに使用するエンコードを識別する任意の VARCHAR(50) パラメータ。デフォルトは NULL です。エンコードが NULL の場合は、ISO-8859-1 文字セットが使用されます。

結果セット

カラム名	データ型	説明
column_number	INTEGER	このローが記述するカラムの順序位置 (開始値は 1)。
name	VARCHAR(128)	カラムの名前。
domain_name_with_size	VARCHAR(160)	サイズと精度を含むデータ型名 (CREATE TABLE 関数または CAST 関数で使用されます)。

sa_describe_shapefile システムプロシージャは、ESRI シェイプファイル内のカラムの名前と型を記述するときに使用します。この情報を使用して、LOAD TABLE 文または INPUT 文によってシェイプファイルからデータをロードするテーブルを作成できます。また、このシステムプロシージャは、OPENSTRING...FORMAT SHAPEFILE の WITH 句を指定することで、シェイプファイルを読み込むときにも使用できます。

権限

-gl データベースオプションが DBA に設定されている場合は、次のシステム権限が必要です。
- ALTER ANY TABLE
- ALTER ANY OBJECT
- LOAD ANY TABLE
- READ FILE
-gl データベースオプションが ALL に設定されている場合、権限が必要ありません。
-gl データベースオプションが NONE に設定されている場合は、READ FILE システム権限が必要です。

参照

例

次の例は、シェイプファイルデータを格納するためのテーブルを作成するときに使用した文字列を表示します。

BEGIN
    DECLARE create_cmd LONG VARCHAR;
    SELECT 'create table if not exists esri_load( record_number int primary key, ' ||
         (SELECT list( name || ' ' || domain_name_with_size, ', ' ORDER BY column_number )
     FROM sa_describe_shapefile( 'c:\\esri\\tgr36069trt00.shp', 1000004326 )
     WHERE column_number > 1 ) || ' )' 
     INTO create_cmd;
     SELECT create_cmd;
     EXECUTE IMMEDIATE create_cmd;
END

LOAD ANY TABLE システム権限を持っており、-gl データベースオプションが NONE に設定されていない場合は、次の文を使用してシェイプファイルデータをテーブルにロードできます。

LOAD TABLE esri_load 
USING FILE 'c:\\esri\\tgr36069trt00.shp' 
FORMAT SHAPEFILE;

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sa_describe_shapefile システムプロシージャ

構文

引数

結果セット

備考

権限

参照

例