sa_install_feature システムプロシージャ

空間機能の追加のように、追加機能をインストールします。

sa_install_feature(  feat_name )

feat_name インストールする機能を識別する LONG VARCHAR パラメータ。デフォルトは NULL です。サポートされている機能名は次のとおりです。

値	説明
st_geometry_predefined_uom	新しいデータベースに、デフォルトではインストールされない事前定義の測定単位をインストールします。
st_geometry_predefined_srs	新しいデータベースに、デフォルトではインストールされない事前定義の空間参照系と測定単位をインストールします。
st_geometry_compat_func	一連の空間互換関数をインストールします。これらの関数は、空間メソッドの代わりに使用できます。

機能名の定義は、%SQLANY16%\scripts ディレクトリにある st_geometry_config.tgz ファイルに指定されています。このファイルが削除されている場合に、このファイルに依存する機能をインストールしようとすると、エラーが返されます。

feat_name 値を問い合わせて、インストールされる機能を確認できます。たとえば、次のクエリでは、st_geometry_predefined_uom にインストールされる測定単位が返されます。

SELECT * FROM st_geometry_predefined_uom( 'CREATE' );

また、上記の例ではパラメータ名も示されるため、WHERE 句を使用して特定の値を問い合わせることができます。たとえば、次の文では chain 測定単位の unit_name パラメータを問い合わせています。

SELECT * FROM st_geometry_predefined_uom( 'CREATE' ) WHERE unit_name='chain';

unit_name	unit_type	conversion_factor	...
chain	LINEAR	20.1168	...

次のクエリでは、foot に基づくすべての測定単位が返されます。

SELECT * FROM st_geometry_predefined_uom() WHERE unit_name LIKE '%foot%';

インストールされる空間参照系を調べるには、次のクエリを使用します。

SELECT * FROM st_geometry_predefined_srs();

次の文は、organization と organization_coordsys_id 別の空間参照系を問い合わせます。

SELECT * FROM st_geometry_predefined_srs() WHERE organization='EPSG' AND organization_coordsys_id=2295;

st_geometry_predefined_uom and st_geometry_predefined_srs の場合は、MANAGE ANY SPATIAL OBJECT システム権限を持っている必要があります。

st_geometry_compat_func の場合は、MANAGE ANY OBJECT PRIVILEGE、CREATE ANY PROCEDURE、SELECT ANY TABLE のシステム権限を持っている必要があります。

sa_install_feature の場合は、MANAGE ANY SPATIAL OBJECT システム権限を持っている必要があります。

次の文では、新しいデータベースに、デフォルトではインストールされないすべての事前定義の測定単位をインストールします。

CALL sa_install_feature( 'st_geometry_predefined_uom' );

次の文は、空間メソッドの代替として使用できる空間互換機能セットをインストールします。

CALL sa_install_feature( 'st_geometry_compat_func' );