読み込み専用のスケールアウトとデータベースミラーリングには、それぞれ別のライセンスが必要です。 別途ライセンスが必要なコンポーネントを参照してください。
データベースミラーリングと読み込み専用のスケールアウトの設定を制御するオプションの値を変更します。
SET MIRROR OPTION option-name={ option-value | NULL }
option-name : authentication_string auto_add_fan_out auto_add_server auto_failover child_creation page_timeout max_disconnected_time max_retry_connect_time synchronization_mode
NULL オプションのデフォルト値を指定します。option-name を NULL に設定すると、オプション値がデフォルト値に設定されます。
option-name | 適用対象 | 値 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|---|---|
authentication_string | データベースミラーリング | 文字列 | null |
データベースミラーリングシステムのすべてのサーバで使用される認証文字列を指定します。データベースミラーリングには、認証文字列は必須です。 |
auto_add_fan_out | 読み込み専用のスケールアウト | 整数 | 10 | 分岐ごとの子の最大数を指定します。指定できる最小の値は 2 です。 |
auto_add_server | 読み込み専用のスケールアウト | 文字列 | null | 自動割り当てツリーの親として動作するデータベースサーバの名前を指定します。 |
auto_failover | データベースミラーリング | on、off | null |
現在のプライマリサーバで障害が発生した場合にミラーサーバが自動的にプライマリサーバになるかどうかを指定します。このオプションは同期モードには適用されません。 このオプションでは、ブール値を使用できます (YES、ON、TRUE、または 1 の場合は自動フェイルオーバがオンになり、NO、OFF、FALSE、または 0 の場合は自動フェイルオーバがオフになります)。パラメータは大文字と小文字が区別されません。 非同期モードまたは非同期フルページモードを使用している場合は、auto_failover オプションを on に設定することをおすすめします。それによって、プライマリサーバで障害が発生した場合、ミラーサーバが自動的にプライマリサーバとなります。 |
child_creation | 読み込み専用のスケールアウト | automatic、off、manual | automatic |
コピーノードを自動的に作成するかどうかを制御します。 |
page_timeout | データベースミラーリング | 整数 (秒) | 5 | トランザクションログページを満杯かどうかにかかわらずミラーサーバに送信する間隔を秒単位で指定します。このオプションは、非同期フルページモードを使用している場合にのみ適用されます。 |
max_disconnected_time | 読み込み専用のスケールアウト | max_retry_connect_time 以上の整数 (秒) | 時間制限なし |
前回コピーノードが親、代替の親、またはルートデータベースに接続されてからコピーノードが停止するまでの時間を指定できるようになりました。 |
max_retry_connect_time | 読み込み専用のスケールアウト | 整数 (秒) | 120 |
親が使用できなくなった後、コピーノードが親に再接続を試みる期間を指定します。 |
promotion_time | 読み込み専用のスケールアウト | max_retry_connect_time 以上の整数 (秒) | 3600 |
親の接続が切れた後、プロンプトを表示しないでコピーノードをルートデータベースサーバに接続された状態にする時間を指定します (スケールアウトツリーを調整して、親の接続が切断されないようにします)。このオプションは、プライマリデータベースの負荷を長時間増大させることなく、コピーノードが短時間ダウンした場合 (浅いスケールアウトツリーとなります) のスケールアウトツリーの調整を不要にするのに役立ちます。プロンプトを表示しないようにするには、このオプションを 315,360,000 (10 年) 以上に設定します。 このオプションは、バージョン 16 のデータベースでのみサポートされています。 |
synchronization_mode | データベースミラーリング | synchronous、asynchronous、asyncfullpage | synchronous | データベースミラーリングに使用する同期実行モードとして、同期 (sync)、非同期 (async)、または非同期フルページ (page) を指定します。同期モードでは、ミラーサーバでトランザクションを記録するタイミングと方法を制御します。 |
CREATE MIRROR SERVER 文を使用して、データベースミラーリングシステムまたは読み込み専用のスケールアウトシステム用のデータベースサーバを作成した後、SET MIRROR OPTION 文を使用してそのシステムの設定を指定できます。
サーバを起動しているか、MANAGE ANY MIRROR SERVER システム権限が必要です。
オートコミット。
SQL/2008 ベンダー拡張。
次の文は、データベースミラーリングシステムの認証文字列を abc に設定します。
SET MIRROR OPTION authentication_string = 'abc'; |
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