sp_forward_to_remote_server(
@server_name
, @sql
)

このプロシージャでは、アプリケーションがリモートサーバ上で SQL 文を実行し、その文によって生成される結果セットを取得できます。SQL 文はリモートサーバにそのまま送信されるため、SQL Anywhere が文を解析する必要はありません。

このシステムプロシージャを使用するには、CREATE SERVER 文でリモートサーバを定義する必要があります。

FORWARD TO 文とは異なり、sp_forward_to_remote_server はプロシージャ内で使用できます。ただし、このストアドプロシージャは、リモート結果セットのスキーマが任意なので、SELECT 文の FROM 句の中では使用できません。リモート結果セットのフェッチは、sp_forward_to_remote_server プロシージャで呼び出されるストアドプロシージャでカーソルを宣言することで実行できます。

なし。

このストアドプロシージャの実行に、ローカルで関連する動作はありません。しかし、リモートサーバ上で実行される SQL 文は任意なので、リモートサーバでは関連する動作がある可能性があります。

• FORWARD TO 文
• CREATE SERVER 文

次の例は、sp_forward_to_remote_server ストアドプロシージャを使用して、RemoteSA と呼ばれるリモート SQL Anywhere 16 データベースの非システムテーブルの数を決定します。

CALL sp_forward_to_remote_server( 'RemoteSA', 
    'SELECT COUNT(*) FROM sys.systable WHERE CREATOR NOT IN (0,3,6)' );

次の例は、sp_forward_to_remote_server ストアドプロシージャを使用して、newSalesData という名前の Excel スプレッドシートからカラムを読み込みます。

call sp_forward_to_remote_server( 'RemoteExcel', 'SELECT * FROM newSalesData' );