sp_list_directory システムプロシージャ

sp_list_directory(
root_path
[, max_depth ]
)

root_path ディレクトリの絶対パスまたは相対パスを指定する LONG NVARCHAR パラメータ。相対パスは、サーバの作業ディレクトリです。サンドボックス機能が有効になっている場合、絶対パスと相対パスは、メインデータベースファイルがあるディレクトリを参照します。
max_depth トラバースするディレクトリの最大数を指定する任意の INTEGER パラメータ。トラバースする root_path のすべてのサブディレクトリに、max_depth の値として Null、0、または負の値が指定されます。デフォルトは NULL です。

指定されたディレクトリのファイルとサブディレクトリに関する情報を返すプロシージャ。このプロシージャは、file_path、file_type、および file_size カラムを持つテーブルを返します。

カラム名	カラムの説明
file_path	指定されたディレクトリ内のファイルまたはサブディレクトリのパス。相対パスとして directory_path が指定されている場合は、返される file_path の値が相対値となります。それ以外の場合、file_path の値は絶対値となります。サンドボックス機能が有効になっている場合、絶対パスと相対パスは、メインデータベースファイルがあるディレクトリを参照します。
file_type	file_path の値がファイルの場合に F を、file_path の値がディレクトリの場合に D を指定します。
file_size	file_path の値がディレクトリのときに、ファイルのサイズをバイト単位で指定するか、NULL を指定します。

max_depth パラメータは、ディレクトリをトラバースする最大の深さを指定します。max_depth の NULL、0、または負の値は、制限がないことを意味します。

READ FILE システム権限が必要です。

SQL/2008 ベンダー拡張。

次の文は、c:\sqlany\samples\SQLAnywhere ディレクトリのファイルまたはサブディレクトリを一覧表示します。

CALL sp_list_directory('c:\\sqlany\\samples\\SQLAnywhere');

次の文は、c:\sqlany\samples\SQLAnywhere ディレクトリと c:\sqlany\samples\UltraLite ディレクトリのファイルとフォルダの合計数を返します。

SELECT COUNT(*) FROM sp_list_directory( 'c:\\sqlany\\samples\\SQLAnywhere' )
UNION ALL
SELECT COUNT(*) FROM sp_list_directory( 'c:\\sqlany\\samples\\UltraLite' );

c:\sqlany\samples\SQLAnywhere と c:\sqlany\samples\UltraLite の両方のディレクトリに同じファイル名、ファイルタイプ、およびファイルサイズのものが含まれる場合、次の文は 2 つのディレクトリからの結果を組み合わせて、ユニークな結果の合計数を示します。

SELECT COUNT(*) FROM 
(
    SELECT REPLACE( file_path, 'c:\\sqlany\\samples\\SQLAnywhere', '' ) AS file_path, file_type, file_size 
    FROM sp_list_directory( 'c:\\sqlany\\samples\\SQLAnywhere' )
    UNION
    SELECT REPLACE( file_path, 'c:\\sqlany\\samples\\UltraLite', '' ) AS file_path, file_type, file_size 
    FROM sp_list_directory( 'c:\\sqlany\\samples\\UltraLite' )
) d;

sp_list_directory システムプロシージャ

構文

パラメータ

結果セット

備考

権限

標準と互換性

参照

例