sp_move_directory システムプロシージャ

sp_move_directory(
source_path
, destination_path
)

source_path 移動するディレクトリのパスを指定する LONG NVARCHAR パラメータ。パスは、絶対パスまたは相対パスのどちらでもかまいません。相対パスは、データベースサーバの現在の作業ディレクトリに対して相対的に解決されます。サンドボックス機能が有効になっている場合、絶対パスと相対パスは、メインデータベースファイルがあるディレクトリを参照します。
destination_path ディレクトリを移動する先のパスを指定する LONG NVARCHAR パラメータ。ディレクトリは存在しない場合には作成されます。パスは、絶対パスまたは相対パスのどちらでもかまいません。相対パスは、データベースサーバの現在の作業ディレクトリに対して相対的に解決されます。サンドボックス機能が有効になっている場合、絶対パスと相対パスは、メインデータベースファイルがあるディレクトリを参照します。

この機能は、成功の場合は 0 を、失敗の場合は 1 を返します。

この関数は、ソースディレクトリのすべてのファイルを指定されたディレクトリに移動し、ソースディレクトリを削除します。

READ FILE システム権限および WRITE FILE システム権限が必要です。

次の文は、SQLAnywhere ディレクトリをそのファイルとサブディレクトリを含めて c:\temp\SQLAnywhere に移動します。

SELECT sp_move_directory('c:\\sqlany\\samples\\SQLAnywhere', 'c:\\temp\\SQLAnywhere');

元のディレクトリは削除されます。

次の文は、SQLAnywhere ディレクトリを元の場所にリストアします。

SELECT sp_move_directory('c:\\temp\\SQLAnywhere', 'c:\\sqlany\\samples\\SQLAnywhere');