適用式を使用すると、右側が左側に依存するジョインを簡単に指定できます。たとえば、適用式を使用して、テーブル式内のローごとに 1 回ずつプロシージャまたは派生テーブルを評価できます。適用式は SELECT 文の FROM 句内に配置し、ON 句を使用することはできません。
APPLY を使用すると複数のソースからローを結合できます。この動作は JOIN に似ていますが、APPLY には ON 条件を指定することはできません。APPLY と JOIN の主な相違点は、APPLY の右側は左側の現在のローによって変わる場合があるという点です。左側のローごとに、右側が再計算され、結果のローが左側のローに結合されます。左側の 1 つのローが右側の複数の行を返すケースでは、右側から返されたローの数だけ左側が重複する結果となります。
指定できる APPLY には、CROSS APPLY と OUTER APPLY の 2 つのタイプがあります。CROSS APPLY は、右側の結果を生成する左側のローのみを返します。OUTER APPLY は、CROSS APPLY が返すすべてのローと、(右側に NULL が入力されたため) 右側からローが返されない左側のすべてのローを返します。
適用式の構文は、次のとおりです。
table-expression { CROSS | OUTER } APPLY table-expression
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