CREATE SERVER 文を使用して、リモートサーバ定義を設定します。
前提条件
SERVER OPERATOR システム権限が必要です。
内容と備考
各リモートサーバにアクセスするには ODBC ドライバを使用します。データベースごとにリモートサーバの定義が必要です。
データソースの識別には接続文字列を使用します。UNIX プラットフォームでは、ODBC ドライバも接続文字列で参照される必要があります。
CREATE SERVER 文を使用して、リモートサーバにリンクするリモートデータアクセスサーバを定義します。
たとえば、次の文はリモートサーバ RemoteASE を定義します。SQL Anywhere データベースサーバは、USING 句で指定された ODBC 接続文字列を使用して Adaptive Server Enterprise データベースサーバに接続します。
CREATE SERVER RemoteASE CLASS 'ASEODBC' USING 'DRIVER=SYBASE ASE ODBC Driver;Server=TestASE;Port=5000;Database=testdb;UID=username;PWD=password'; |
次の説明は、CREATE SERVER 文の各部の分析を示します。
SERVER この句を使用して、リモートサーバに名前を付けます。たとえば、RemoteASE はリモートサーバの名前です。
CLASS この句を使用して、SQL Anywhere データベースサーバがリモートサーバと通信する方法を示します。この例では、ASEODBC はリモートサーバが Adaptive Server Enterprise (ASE) であり、ASE ODBC ドライバを使用して接続が確立されることを示します。
USING この句は、リモートサーバの ODBC 接続文字列を指定します。この例では ASE ODBC ドライバが指定されています。
例
次の文は、リモートサーバ RemoteSA を定義します。SQL Anywhere データベースサーバは、USING 句で指定された ODBC データソース名 (DSN) を使用して、SQL Anywhere データベースサーバに接続します。
CREATE SERVER RemoteSA CLASS 'SAODBC' USING 'SQL Anywhere 16 CustDB'; |
次の文は、リモートサーバ RemoteLinuxSA を定義します。SQL Anywhere データベースサーバは、USING 句で指定された ODBC データソース名 (DSN) を使用して、SQL Anywhere データベースサーバに接続します。UNIX プラットフォームでは、ODBC ドライバは、接続文字列で指定する必要があります。
CREATE SERVER RemoteLinuxSA CLASS 'SAODBC' USING 'DRIVER=SQL Anywhere 16;DSN=my_sa_dsn'; |
次の文は、リモートサーバ RemoteLinuxASE を定義します。SQL Anywhere データベースサーバは、USING 句で指定された ODBC データソース名 (DSN) を使用して、Adaptive Server Enterprise (ASE) データベースサーバに接続します。UNIX プラットフォームでは、ODBC ドライバは、接続文字列で指定する必要があります。
CREATE SERVER RemoteLinuxASE CLASS 'ASEODBC' USING '/opt/sybase/ase_odbc_1500/DataAccess/ODBC/lib/libsybdrvodb.so;DSN=my_ase_dsn'; |
次の文は、リモートサーバ RemoteAccessDB を定義します。SQL Anywhere データベースサーバは、USING 句で指定された ODBC DSN MyAccessDataSource を使用して、Microsoft Access データベースに接続します。
CREATE SERVER RemoteAccessDB CLASS 'MSACCESSODBC' USING 'MyAccessDataSource'; |
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