キャッシュとは、メモリの領域で、データベースサーバがデータベースページを格納して繰り返し高速にアクセスするために使用します。キャッシュでアクセスできるページが増えると、データベースサーバによるディスクからのデータの読み込み (遅い操作) の回数が減ります。そのため、キャッシュサイズがパフォーマンスにおける重要な要因になることがよくあります。
SQL Anywhere では動的キャッシュサイズ決定がサポートされており、システムを全体としてモニタリングすることにより、キャッシュサイズが適切かつ自動的に調整されます。ただし、データベースの起動時にデータベースサーバのコマンドラインで -c オプションを使用して、データベースキャッシュのサイズを制御することもできます。
データベースサーバメッセージウィンドウには起動時のキャッシュサイズが表示されますが、次の文を使用して現在のキャッシュサイズを取得することもできます。
SELECT PROPERTY( 'CurrentCacheSize' ); |
暗号化されたデータベースには、I/O 操作を最小限に抑えるのに十分なキャッシュが必要です。暗号化や複合化は操作ごとに実行する必要があるため、暗号化されたデータベース上では、暗号化されていないデータベース上よりも I/O 操作の負荷が高くなるためです。
キャッシュとメモリガバナー
キャッシュとオプティマイザ
キャッシュメモリ使用の制限
動的キャッシュサイズ決定
キャッシュサイズをモニタリングする統計
キャッシュウォーミング
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