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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere サーバ SQL の使用法 » パフォーマンスの向上、診断、モニタリング » パフォーマンス向上のヒント » ヒント:パフォーマンス向上のためのキャッシュの使用

 

動的キャッシュサイズ決定

SQL Anywhere を使用して、データベースサーバの実行中にデータベースキャッシュを自動的にリサイズできます。完全な「動的キャッシュサイズ決定」では、多くのキャッシュを使用することでデータベースサーバのパフォーマンスが向上する場合は、使用可能なメモリがあるかぎりキャッシュサイズは大きくなり、他のアプリケーションがキャッシュメモリを必要とするときはキャッシュサイズは小さくなります。動的キャッシュサイズ決定の効果は、オペレーティングシステムや、利用可能な物理メモリの量によってもさまざまに異なります。

キャッシュの必要量は、動的キャッシュサイズ決定によって通常 1 分ごとに評価されます。ただし、新しいデータベースが起動されたときやファイル量が大幅に増加した場合、30 秒間は 5 秒ごとに評価されるよう実行間隔が狭まることがあります。最初の 30 秒間が経過すると、評価の実行頻度は 1 分間隔に戻ります。ファイル増加量が前回に評価の実行間隔を狭めたときの増加量よりも 8 分の 1 多い場合、またはファイル量がデータベース起動時より 8 分の 1 増加している場合に、これは大幅な増加であると判断されます。

動的キャッシュサイズ決定を使用する場合は、明示的にデータベースキャッシュを設定する必要はありません。

初期キャッシュサイズまたは最小キャッシュサイズを最大キャッシュサイズの 8 分の 1 より小さい値に設定しようとすると、最大キャッシュサイズに応じて初期および最小のキャッシュサイズが自動的に増大します。

 参照

動的キャッシュサイズ決定 (Windows)
動的キャッシュサイズ決定 (UNIX)