アプリケーションプロファイリング機能を使用すると、パフォーマンス上の問題を引き起こしている原因を次の中から特定できます。
アプリケーションによる処理時間が長い
不適切なクエリプラン
CPU やディスク I/O などの共有ハードウェアリソースの競合
データベースオブジェクトの競合
不適切なデータベース設計
低いデータベースパフォーマンスに関するトラブルシューティングを行う場合、一番の原因がアプリケーションにあるのか、データベースサーバにあるのかをまず判断します。クライアントアプリケーションがどれだけの処理時間を消費しているかを確認するには、アプリケーションプロファイリングツールの [詳細] タブで、1 つの接続で結果をフィルタします。その接続からの各要求に間隔がある場合は、速度が下がった一番の原因はアプリケーションクライアントにあります。
データベースサーバがパフォーマンスに影響している場合は、その原因を特定する必要があります。
アプリケーションプロファイリングでは、イベントは取得されませんが、イベント内の実行時間が長い文は取得されます。イベントを取得するには、プロシージャ内にイベントコードを埋め込み、イベントからプロシージャを呼び出します。プロシージャを実行する前に、詳細レベルの低いカスタムレベルを指定し、文の取得に条件を設定しないで、トレーシングを有効にします。トレーシングセッションが完了したら、アプリケーションプロファイリングを無効にします。
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