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診断トレーシングのレベル

次のリストは、データベーストレーシングウィザードで指定される診断トレーシングレベルを示したものです。

パフォーマンスへの影響は、トレーシングデータが別のデータベースサーバ上にある (推奨) トレーシングデータベースに送信されるという前提で推定しています。

  • レベル 0   このレベルでは、トレーシングセッションが実行されますが、トレーシングデータがトレーシングテーブルに送信されません。

  • レベル 1   パフォーマンスカウンタと実行された文のサンプリングが (5 秒に 1 回) 収集されます。このレベルでは、次の診断トレーシングタイプがあります。

    • volatile_statistics、1 秒ごとのサンプリング

    • nonvolatile_statistics、60 秒ごとのサンプリング

    このレベルは、パフォーマンスにほとんど影響がありません。

  • レベル 2   このレベルでは、パフォーマンスカウンタと実行された文のサンプリングが (5 秒に 1 回) 収集され、すべての実行された文が記録されます。このレベルでは、次の診断トレーシングタイプがあります。

    • volatile_statistics、1 秒ごとのサンプリング

    • nonvolatile_statistics、60 秒ごとのサンプリング

    • statements

    • plans、5 秒ごとのサンプリング

    このレベルは、パフォーマンスに影響があります。20% 以下のオーバヘッドが発生します。

  • レベル 3   このレベルでは、レベル 2 と同じ情報が記録されますが、プランのサンプリング頻度が高く (2 秒に 1 回)、ブロックとデッドロックの情報がより詳細です。このレベルには、次の診断トレーシングタイプがあります。

    • volatile_statistics、1 秒ごとのサンプリング

    • nonvolatile_statistics、60 秒ごとのサンプリング

    • statements

    • blocking

    • deadlock

    • statements_with_variables

    • plans、2 秒ごとのサンプリング

    このレベルはパフォーマンスへの影響が最大で、20% を超えるオーバヘッドが発生します。