Interactive SQL で ATTACH TRACING 文を実行して、トレーシングセッションを開始できます。
前提条件
DIAGNOSTICS システムロールと MANAGE PROFILING システム権限が必要です。
内容と備考
トレーシングセッションを開始することをトレーシングの追加ともいいます。同様に、トレーシングセッションを停止することをトレーシングの分離ともいいます。トレーシングを開始、停止する SQL 文は、それぞれ ATTACH TRACING と DETACH TRACING です。
データベースに接続します。
sa_set_tracing_level システムプロシージャを使用してトレーシングレベルを設定します。次に例を示します。
CALL sa_set_tracing_level( 1 ); |
ATTACH TRACING 文を実行してトレースを開始します。
DETACH TRACING 文を実行してトレースを停止します。
例
この例は、現在のデータベースの診断トレーシングを開始し、トレーシングデータを別個のデータベースに格納し、格納するデータ量を 2 時間に制限する方法を示します。この例は、パスワード sql と正しい権限を持っている DBA というユーザ ID が存在することを前提にしています。
ATTACH TRACING TO 'UID=DBA;PWD=sql;Server=server47;DBN=tracing;Host=myhost' LIMIT HISTORY 2 HOURS; |
この例は、現在のデータベースの診断トレーシングを開始し、トレーシングデータをローカルデータベースに格納し、格納するデータ量を 2 MB に制限する方法を示します。
ATTACH TRACING TO LOCAL DATABASE LIMIT SIZE 2 MB; |
この例は、診断トレーシングを停止し、トレーシングセッション中に取得された診断データを保存する方法を示します。
DETACH TRACING WITH SAVE; |
この例は、診断トレーシングを停止し、診断データを保存しない方法を示します。
DETACH TRACING WITHOUT SAVE; |
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