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レッスン 2:データベースサーバによって処理された文の確認

Sybase Central の[アプリケーションプロファイリング] ウィンドウ枠にある [概要] タブと [詳細] タブを使用すると、データベースサーバが最も処理に時間を要する文を識別できます。

前提条件

このレッスンでは、このチュートリアルの開始時に、権限のセクションで一覧されているロールと権限を持っていることを前提としています。 チュートリアル:速度が遅い文の診断

このレッスンは、受講者がこれまでのすべてのレッスンを終了していることを前提としています。レッスン 1:診断トレーシングセッションの作成 を参照してください。

 ♦ タスク
  1. Sybase Central で、次の手順に従って分析ファイルを開きます。

    1. [アプリケーションプロファイリング] » [分析ファイルを開くかトレーシングデータベースに接続] を選択します。

    2. [トレーシングデータベース内] をクリックし、[開く] をクリックします

    3. [ユーザ ID] フィールドに、DBA と入力します。

    4. [パスワード] フィールドに、sql と入力します。

    5. [アクション] ドロップダウンリストで、[このコンピュータで稼働しているデータベースに接続] をクリックします。

    6. [データベース名] フィールドに app_profiling と入力します。

    7. [接続] をクリックします。

    8. ウィンドウの下部に [アプリケーションプロファイリングの詳細] ウィンドウ枠が表示されない場合は、[表示] » [アプリケーションプロファイリングの詳細] をクリックします。

  2. 次の手順に従って、トレーシングセッション中に処理された文の実行時間を調査します。

    1. [アプリケーションプロファイリングの詳細] ウィンドウ枠の [ステータス] タブで、[ロギングセッション ID] フィールドから最新の ID (最も大きな数値) を選択し、[データベーストレーシングデータ] タブをクリックします。

      [概要] タブに、そのセッション中に実行した SQL 文が表示されます。別の文も表示される場合があります。これは、実行した文によって他の文が自動的に実行されたためです (トリガなど)。

      [概要] タブでは、似ている文がグループ化され、合計呼び出し回数と合計処理時間がまとめて表示されます。SELECT、INSERT、UPDATE、DELETE の各文は、参照するテーブル、カラム、式ごとに分類されます。その他の文は 1 つにまとめられます。たとえば、CREATE TABLE 文は [概要] タブに 1 つのエントリとして表示されます。[概要] タブに文のコストが高いと表示された場合は、その文のコストが高いか、その文が頻繁に実行された可能性があります。

      [合計時間][最大時間] カラムを調べて、実行時間が長い文を見つけます。これらのカラムによって、データベースサーバによって処理される各文の実行時間についての情報が提供されます。

      トレーシングセッション中に実行された SQL 文ごとに、合計呼び出し回数、合計時間、最大時間、ユーザと文のテキストが表示されます。
  3. 文を実行した接続に関する情報を表示するには、[詳細] タブをクリックし、文を右クリックして、[選択された文に対する接続の詳細を表示] をクリックします。

  4. SQL 文に使用された実行プランを表示するには、[詳細] タブをクリックし、文を右クリックして、[選択された文に対する SQL 文の詳細を表示] をクリックします。

    [SQL 文の詳細] ウィンドウが開き、文が使用されたコンテキストに関する詳細情報とともに、文の完全なテキストが表示されます。表示される文のテキストは、実行した元の SQL 文とは一致しない場合があります。さらに、[SQL 文の詳細] ウィンドウには、データベースサーバによって処理されたときに書き換えられたフォームで文が表示されます。たとえば、ビュー定義はクエリの実行時にオプティマイザによって書き換えられることが多いため、ビューに表示されるクエリは異なる可能性があります。

    [SQL 文の詳細] ウィンドウの下部にある [クエリ情報] タブをクリックして、実行プランを表示します。

結果

速度が遅い文の診断のチュートリアルを終了しました。

 参照