複雑なデータ分析では、複数レベルの集約が必要になることがあります。GROUP BY 句に加え、またはその代わりに、ウィンドウ分割や並べ替えを使用すると、複雑な SQL クエリを非常に柔軟に構成できます。たとえば、ウィンドウ構成と単純な集合関数を組み合わせると、移動平均、移動合計、移動最小、移動最大、累積合計などの値を計算できます。
サポートしている基本集合関数を次に示します。
SUM 関数 ローグループごとに、指定された式の合計を返します。
AVG 関数 対象となるローセットの、数値式の平均値またはユニークな値からなるセットの平均値を返します。
MAX 関数 各ローグループで見つかった式の最大値を返します。
MIN 関数 各ローグループで見つかった式の最小値を返します。
MEDIAN 関数 ローのセットの数値式の中央値を返します。
FIRST_VALUE 関数 ウィンドウの最初のローの値を返します。この関数では、ウィンドウを指定する必要があります。
LAST_VALUE 関数 ウィンドウの最後のローの値を返します。この関数では、ウィンドウを指定する必要があります。
COUNT 関数 指定された式の条件を満たすローの数を返します。
SUM 関数の例
AVG 関数の例
MAX 関数の例
FIRST_VALUE 関数と LAST_VALUE 関数の例
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