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標準偏差関数と平方偏差関数

平方偏差関数と標準偏差関数について、標本バージョンと母集団バージョンという 2 つのバージョンがサポートされています。どちらのバージョンを選択するかは、その関数が使用される統計上のコンテキストによって変わります。

すべての平方偏差関数と標準偏差関数は、クエリの GROUP BY 句で決定されるローの分割について値を計算できるという点で、真の集合関数であるといえます。MAX や MIN などのその他の基本集合関数と同様に、入力の NULL 値は無視されます。

パフォーマンスを向上させるために、データベースサーバは平均と平均からの偏差を同時に計算します。そのためデータを 1 パスするだけですみます。

また、分析対象の式のドメインに関係なく、すべての平方偏差と標準偏差は IEEE 倍精度浮動小数点を使用して計算されます。平方偏差関数や標準偏差関数の入力が空のセットである場合、各関数は結果で NULL を返します。単一ローに対して VAR_SAMP が計算されると NULL が返されます。VAR_POP の場合は値 0 が返されます。

サポートされる標準偏差関数と平方偏差関数を次に示します。

 STDDEV 関数
 STDDEV_POP 関数
 例 1
 例 2
 STDDEV_SAMP 関数
 VARIANCE 関数
 VAR_POP 関数
 VAR_SAMP 関数
 参照