Microsoft ActiveSync (Windows Vista またはそれ以降での名称は Windows Mobile デバイス センター) 用 Mobile Link プロバイダをインストールするか、Windows Mobile デバイス上で Ultra Light アプリケーションを登録してインストールします。
mlasinst [options ] [ [ src ] dst name class [ args ] ]
オプション | 説明 |
---|---|
-d |
最初にアプリケーションを無効にします。 |
-k path |
デスクトッププロバイダ mlasdesk.dll のロケーションを指定します。 デフォルトで、このファイルは %SQLANY16%\bin32 にあります。 エンドユーザ (通常は SQL Anywhere 全体がインストールされていないユーザ) は、Mobile Link Microsoft ActiveSync プロバイダのインストール時に、-k の指定が必要になる場合があります。 |
-l filename |
アクティビティログファイルの名前を指定します。 |
-n |
アプリケーションを登録しますが、デバイスにはコピーしません。 このオプションを指定すると、Mobile Link Microsoft ActiveSync プロバイダのインストールに加えてアプリケーションが登録されますが、アプリケーションはデバイスにコピーはされません。アプリケーションに複数のファイルがある場合 (静的ライブラリではなく Ultra Light ランタイムライブラリ DLL を使用するようにコンパイルされている場合など)、または他の方法でアプリケーションをデバイスにコピーする場合は、このオプションを指定します。 |
-t n |
デスクトッププロバイダがクライアントからの応答を待つ秒数を指定します。この時間が経過すると、タイムアウトします。デフォルトは 30 です。 |
-u |
Microsoft ActiveSync 用 Mobile Link プロバイダをアンインストールします。 このオプションを指定すると、Mobile Link Microsoft ActiveSync プロバイダ用に登録されたアプリケーションの登録がすべて解除され、Mobile Link Microsoft ActiveSync プロバイダがアンインストールされます。この操作によってデスクトップコンピュータやデバイスからファイルが削除されることはありません。デバイスがデスクトップに接続されていない場合は、エラーが返されます。 |
-v path |
デバイスプロバイダ mlasdev.dll のロケーションを指定します。デフォルトでは、このファイルは %SQLANY16%\CE 内のプラットフォーム固有のディレクトリ内で検索されます。 エンドユーザ (通常は SQL Anywhere 全体がインストールされていないユーザ) は、Mobile Link Microsoft ActiveSync プロバイダのインストール時に、-v の指定が必要になる場合があります。 |
その他のパラメータ | 説明 |
---|---|
src | アプリケーションをデバイスにコピーするためのソースファイル名とパスを指定します。このパラメータを指定するのは、アプリケーションを登録してデバイスにコピーする場合のみです。-n オプションを使用する場合は、このパラメータを指定しないでください。 |
dst | デバイス上でアプリケーションに使用するコピー先ファイル名とパスを指定します。 |
name | Microsoft ActiveSync がアプリケーションを参照するときに使用する名前を指定します。 |
class | アプリケーションの登録済み Windows クラス名を指定します。 |
args | Microsoft ActiveSync によってアプリケーションが起動されるときにアプリケーションに渡すコマンドライン引数を指定します。 |
このユーティリティは、Microsoft ActiveSync 用 Mobile Link プロバイダをインストールします。プロバイダには、デスクトップ上で実行されるコンポーネント (mlasdesk.dll) と、Windows Mobile デバイスに展開されるコンポーネント (mlasdev.dll) の両方が含まれています。mlasinst ユーティリティは、デスクトッププロバイダの現在のロケーションを示すレジストリエントリを作成し、デバイスプロバイダをデバイスにコピーします。
また、mlasinst ユーティリティに追加の引数を指定すると、Ultra Light アプリケーションを Windows Mobile デバイスに登録してインストールできます。さらに、Microsoft ActiveSync ソフトウェアを使用して Ultra Light アプリケーションの登録とインストールを行う方法もあります。
ライセンス要件に応じて、このアプリケーションをデスクトップコンポーネントやデバイスコンポーネントとともにエンドユーザに提供できる場合があります。この場合、エンドユーザは、Microsoft ActiveSync で使用できるようにアプリケーションのコピーを作成できます。
Microsoft ActiveSync プロバイダをインストールするには、リモートデバイスに接続してください。
Microsoft ActiveSync プロバイダインストールユーティリティの使用方法の詳細は、次の項を参照してください。
次のコマンドは、デフォルト引数を使用して、Microsoft ActiveSync 用の Mobile Link プロバイダをインストールします。アプリケーションの登録は行いません。正常にインストールするには、デバイスをデスクトップマシンに接続してください。
mlasinst |
次のコマンドは、Microsoft ActiveSync 用の Mobile Link プロバイダをアンインストールします。正常にアンインストールするには、デバイスをデスクトップマシンに接続してください。
mlasinst -u |
次のコマンドは、Microsoft ActiveSync 用の Mobile Link プロバイダがまだインストールされていない場合はインストールし、アプリケーション myapp.exe を登録します。また、c:\My Files\myapp.exe ファイルをデバイス上の \Program Files\myapp.exe にコピーします。-p -x 引数は、Microsoft ActiveSync によって起動されるときの myapp.exe に対するコマンドラインオプションです。このコマンドは、1 行に入力してください。
mlasinst "C:\My Files\myapp.exe" "\Program Files\myapp.exe" "My Application" MYAPP -p -x |
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