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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » Mobile Link クライアント管理 » Mobile Link 用 SQL Anywhere クライアント » SQL Anywhere クライアント » リモートデータベースとしての SQL Anywhere データベースの使用

 

リモート ID の設定

リモート ID により、Mobile Link 同期システムのリモートデータベースがユニークに識別されます。SQL Anywhere データベースを作成すると、リモート ID は NULL に設定されます。データベースを Mobile Link と同期する場合、Mobile Link は NULL のリモート ID をチェックし、該当するリモート ID が見つかると、GUID をリモート ID として割り当てます。リモート ID を一度設定すると、手動で変更しないかぎり、データベースでは同じリモート ID を保持します。

Mobile Link のイベントスクリプトや別のものからリモート ID を参照する場合は、リモート ID にわかりやすい名前を付けることができます。リモート ID を変更するには、リモートデータベースの ml_remote_id データベースオプションを設定します。ml_remote_id オプションはユーザ定義のオプションで、SYSOPTION システムテーブルに格納されます。このオプションを変更するには、SET OPTION 文や Sybase Central の SQL Anywhere 16 プラグインを使用します。

リモート ID は、同期システム内でユニークでなければなりません。

リモート ID を手動で設定し、その後リモートデータベースを再作成した場合は、再作成したリモートデータベースに古いリモートデータベースとは異なる名前を付けるか、ml_reset_sync_state ストアドプロシージャを使用して、統合データベース内でリモートデータベースのステータス情報をリセットします。

警告

ほとんどの場合、リモート ID を設定したり、その値を知る必要はありません。ただし、リモート ID を変更する必要がある場合、リモート ID を変更するのに最も安全な時は、最初の同期処理の前です。リモート ID を後で変更する場合は、変更する直前に同期処理の実行を完了しておくようにしてください。同期処理を行わないでリモート ID を変更すると、一部のデータが失われ、データベースの整合性が保たれなくなる可能性があります。

 参照
 例