スクリプト化されたアップロードを実装するには、統合データベースで挿入、更新、または削除するローが含まれる結果セットを返すことによってアップロードを定義する、ストアドプロシージャを作成します。
ストアドプロシージャが呼び出されると、#hook_dict というテンポラリテーブルが作成されます。このテーブルには、name と value という 2 つのカラムがあります。このテーブルを使用すると、名前と値の組み合わせをストアドプロシージャに渡すことができます。ストアドプロシージャは、このテーブルから有用な情報を取得することができます。
ストアドプロシージャによって #hook_dict テーブルにアクセスできることを確認するには、ストアドプロシージャが次のいずれかの要件を満たしている必要があります。
SELECT ANY TABLE および UPDATE ANY TABLE システム権限を持つユーザが所有します。
CREATE PROCEDURE 文の SQL SECURITY INVOKER 句を使用して作成されています。
次の名前と値の組み合わせが定義されています。
名前 | 値 | 説明 |
---|---|---|
start progress |
タイムスタンプ文字列 | リモートデータベースに対するすべての変更がアップロードされるまでの時間。アップロードが反映されるのは、この時間以降に発生した操作だけです。 |
raw start progress |
64 ビット符号なし整数 | 符号なし整数で示された開始進行状況 |
end progress |
タイムスタンプ文字列 | アップロード期間の終了。アップロードが反映されるのは、この時間の前に発生した操作だけです。 |
raw end progress | 64 ビット符号なし整数 | 符号なし整数で示された終了進行状況 |
generating download exclusion list |
true|false | 同期がダウンロード専用またはファイルベースの場合は true。この場合、アップロードは送信されず、ダウンロードがスクリプト化されたアップロードのストアドプロシージャで選択したローに影響しない場合、ダウンロードは適用されません (これにより、アップロードの必要がある、リモートデータベースで追加された変更が、ダウンロードによって上書きされないようにすることができます)。 |
subscription_n | サブスクリプション名 | 同期されているサブスクリプションの名前 (n は整数)。これは、同期される各サブスクリプションの subscription_n エントリです。n の番号は 0 から始まります。 |
publication_n |
パブリケーション名 | 推奨されていません。代わりに subscription_n を使用します。同期されているパブリケーション (n は整数)。n の番号は 0 から始まります。 |
script version | バージョン名 | 同期に使用される Mobile Link スクリプトバージョン |
MobiLink user | Mobile Link ユーザ名 | 同期対象となる Mobile Link ユーザ |
スクリプト化されたアップロードのカスタム進行状況値
挿入用のストアドプロシージャ
削除用のストアドプロシージャ
更新用のストアドプロシージャ
スクリプト化されたアップロードのパブリケーション
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