Mobile Link を介してファイルをアップロードまたはダウンロードします。
mlfiletransfer [ options ] file
オプション | 説明 |
---|---|
-ap param1, ... | Mobile Link 認証パラメータ。 認証パラメータを参照してください。 |
-g | 転送の進行状況を表示します。 |
-i | 前回の実行の部分的な転送を無視します。 |
-k | リモートを識別するリモートキー。省略可能です。 |
-lf filename | 転送するファイルのローカル名。デフォルトでは、サーバで認識される名前 (file など) が使用されます。 |
-lp path | 転送するファイルのローカルパス。デフォルトでは、ローカルパスは Windows Mobile ではルートディレクトリ、その他のプラットフォームでは現在のディレクトリになります。 |
-p password | Mobile Link ユーザ名のパスワード。 |
-q | クワイエットモード。メッセージを表示しません。 |
-s | ファイルを Mobile Link にアップロードします。デフォルトはダウンロードです。 |
-u username | Mobile Link ユーザ名。このオプションは必須です。 |
-v version | スクリプトバージョン。このオプションは必須です。 |
-x protocol ( options ) |
protocol には、tcpip、tls、http、または https のいずれかを指定します。このオプションは必須です。 使用できる protocol-options は、プロトコルによって異なります。 各プロトコルのオプションのリストについては、Mobile Link クライアントネットワークプロトコルオプションを参照してください。 |
file |
転送するファイルのサーバでのファイル名。Mobile Link は、ダウンロード時に、-ftr ディレクトリの username サブフォルダでファイルを検索します。このサブフォルダにファイルが見つからない場合は、-ftr ディレクトリを検索します。ファイルがどちらのディレクトリでも見つからない場合は、エラーが生成されます。 -ftr mlsrv16 オプションを参照してください。 ファイル名には、パスを含めたり、省略記号 (ピリオド 3 つ)、カンマ、スラッシュ (/)、円記号 (\) を使用したりしないでください。 Mobile Link は、アップロード時に、-ftru mlsrv16 オプションで指定されたディレクトリでファイルを検索します。 -ftru mlsrv16 オプションを参照してください。 |
このユーティリティは、初めてリモートデータベースを作成する場合、リモートデバイスでソフトウェアをアップグレードする必要がある場合などに、ファイルをダウンロードするときに役立ちます。
このユーティリティを使用してファイルをダウンロードするには、-ftr オプションを使用して Mobile Link サーバを起動する必要があります。-ftr オプションは、転送するファイルのルートディレクトリを作成し、登録されている Mobile Link ユーザごとにサブフォルダを作成します。
このユーティリティを使用してファイルをアップロードするには、-ftru オプションを使用して Mobile Link サーバを起動する必要があります。-ftru オプションは、アップロードするファイルのロケーションを作成します。
mlfiletransfer の代わりに mlagent を使用してもかまいません。 mlagent コマンドを参照してください。
Ultra Light ユーザは、Ultra Light ランタイムで MLFileDownload メソッドと MLFileUpload メソッドも使用できます。 Mobile Link ファイル転送を参照してください。
次のコマンドは、Mobile Link サーバを CustDB サンプルデータベースに接続します。-ftr %SystemRoot%\system32
オプションは、要求されたファイルがないかどうか、Windows\system32 ディレクトリをモニタし始めるように Mobile Link サーバに指示します。この例では、Mobile Link サーバはまず C:\Windows\system32\mobilink-username ディレクトリでファイルを探します。ファイルがない場合、C:\Windows\system32 ディレクトリで探します。通常は、ファイルがないかどうか、Windows\system32 フォルダを Mobile Link サーバにモニタさせる必要はありません。この例では、同じ場所にあるメモ帳ユーティリティを転送できるように、Windows\system32 ディレクトリを使用しています。
mlsrv16 -c "DSN=SQL Anywhere 16 CustDB" -zu+ -ftr %SystemRoot%\system32 |
次のコマンドは、mlfiletransfer ユーティリティを実行します。このコマンドによって、Mobile Link サーバはローカルディレクトリに notepad.exe をダウンロードします。
MLFileTransfer -u 1 -v "custdb 16.0" -x tcpip notepad.exe |
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