統合データベース側で Mobile Link ユーザを登録します。SQL Anywhere リモートの場合は、CREATE SYNCHRONIZATION USER 文を使用して、リモートデータベース側でユーザを事前に作成しておきます。
mluser [ options ] -c "connection-string" { -f file | -u user [ -p password ] }
オプション | 説明 |
---|---|
@data |
これを使用すると、指定された環境変数または設定ファイルからオプションを読み込むことができます。同じ名前の環境変数と設定ファイルが両方存在する場合は、環境変数が使用されます。 設定ファイルを参照してください。 設定ファイル内のパスワードなどの情報を保護する場合は、ファイル難読化ユーティリティを使用して、設定ファイルの内容を難読化します。 ファイル非表示ユーティリティ (dbfhide)を参照してください。 |
-c "keyword=value;..." |
これを使用して、データベース接続パラメータを指定します。接続文字列では、ODBC データソースを使用して統合データベースに接続するのに十分な権限をユーティリティに指定する必要があります。このパラメータは必須です。 |
-d | -f または -u で指定されたユーザ名を削除します。このオプションは、mluser -r オプションとは一緒に使用できません。 |
-f filename | 指定したファイルから、ユーザ名とパスワードを読み込みます。ファイルは、1 行ごとにユーザ名とパスワードが 1 つずつ、空白スペースで区切って指定されているものを使用します。-f または -u を指定してください。 |
-fips | 設定すると、FIPS 認定の暗号化のサポートがインストールされていない場合に mluser が失敗します。 |
-n ユーザ認証ポリシー名 |
Mobile Link を LDAP ユーザ認証に登録します。 |
-o filename | 指定したファイルに出力メッセージのログを取ります。 |
-ot filename | ログファイルをトランケートし、このファイルに出力メッセージを追加します。デフォルトでは、画面に出力を送信します。 |
-pc collation-id |
ユーザ名とパスワードの文字セット変換用のデータベース照合 ID を指定します。 ここには、代替照合にリストされている SQL Anywhere 照合ラベルの 1 つを指定します。 このオプションは、ファイルから読み込まれるユーザ名とパスワードが、ロケールで決定されるデフォルトの文字セットとは異なる文字セットでエンコードされている場合に必要です。 |
-p password | ユーザと関連付けるパスワード。このオプションは、-u を指定した場合のみ使用できます。 |
-r remote-id |
このオプションを -u username と一緒に使用します。指定したリモート ID とユーザ名の同期状態が mluser によってリセットされます。ml_subscription テーブル内の last_upload_time カラムと last_download_time カラムは、指定されたユーザ名とリモート ID に対応するそれぞれのデフォルト値にリセットされます。progress、last_upload_time、last_download_time のデフォルト値は、それぞれ 0、'1900/01/01 00:00:00'、'1900/01/01 00:00:00' です。 このオプションは、mluser -d オプションとは一緒に使用できません。 警告このオプションは、指定されたユーザ名とリモート ID の同期状態をリセットします。このアクションは取り消せません。同期ステータスがリセットされた後、Mobile Link サーバは、常に、最後の同期ステータスをチェックしないでクライアントからの最初の同期要求を受け入れます。 |
-u username | 追加するユーザ名を指定します (-d と一緒に使用した場合、ユーザを削除します)。1 行のコマンドラインで指定できるユーザは 1 人だけです。パスワードを使用している場合は、このオプションを -p とともに使用します。-f または -u を指定してください。 |
-v | 冗長ロギングを指定します。 |
ユーザとパスワードのペアを指定すると、mluser ユーティリティはまずそのユーザを追加しようとします。ユーザをすでに統合データベースに追加してある場合は、そのユーザのパスワードを更新します。
ユーザ名を統合データベースに登録するには、別の方法も使用できます。
Sybase Central を使用する。
mlsrv16 で -zu+ コマンドラインオプションを指定する。この場合、最初に同期するときに、統合データベースに追加されていない既存の Mobile Link ユーザが追加されます。
追加されるのは、リモートデータベースにすでに存在する Mobile Link ユーザです。リモートデータベース側でユーザを追加する場合、次のオプションがあります。
SQL Anywhere リモートの場合、CREATE SYNCHRONIZATION USER を使用して名前を設定し、そのユーザ名で同期する。
Ultra Light リモートの場合は、ul_sync_info 構造体の user_name フィールドを使用するか、Java で、ULSynchInfo クラスの SetUserName() メソッドを使用してから同期する。
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